花水木2011年5月11日

先日、母校の大学キャンパスを久しぶりに歩きました。
自宅の近所でいつも横を通っているのですが、
わざわざ中に入ることはないもんです。
5年ぶりくらいだと思います。

新校舎の大規模な建設工事をやっているのですが、
既設の校舎群にさえぎられて、
キャンパスのメイン・ストリートから工事現場は見えません。
以前と変わらない味わい深い大学が、そこにありました。

キャンパスを出る間際に花水木の植樹がありました。
それで、ふと思ったのです。
花水木って、すごく美しい花やのに、なぜかマイナーやな、と。
(もちろん大ヒット曲の題名だし、それを基に作られた映画もありますが…)

3月末から4月はじめにかけて、
やっぱり京都では「桜」がメインとなります。
その後、5月にかけては「つつじ」だと思います。
なぜか「花水木」が話題にならないように思います。
きっと、私だけが感じていることではないと思うのです。
(桜の花見はあっても、花水木の花見って、聞いたことがありません)

かく言う私も、数年前まで花水木の「名前」を知りませんでした。
花水木自体は見たことがありましたが、
その花を花水木と「称する」のだと知ったのが数年前です。

名前を知ってから、あの可憐な花が、特に好きになりました。
私は街歩きが好きですが、多くのお宅が植えていらっしゃるのを見掛けます。
とてもホッとします。
自分自身、花水木のようでありたい、
そう思う今日この頃です。
(頭の薄いおっさんが花水木のようでありたいとは、意味不明なのですが…)