2011年06月
寺町押小路を上がったところに、
「富屋」さんという酒屋がある。
俳優の佐々木蔵之介さんの『ハンチョウ』のポスターを貼り出し、
『ハンチョウ』という名前の日本酒を売っている。
ほう、京都出身の佐々木蔵之介さんの実家、佐々木酒造では、
TBSとタイアップしてこんなお酒も出してるのか、面白そうやな、呑んでみよ。
という訳で買って帰って試飲である。
なかなかにフルーティーで、爽やかな飲み口のお酒である。
呑みながら、ふと思った。
佐々木酒造って、伏見のどの辺にあるのやろ、と。
で、瓶のラベルをみると、
「上京区日暮通椹木町下ル」
えっ?伏見じゃないの?
上京区?
地図で調べると、
ニューセンチュリースタジオ、あるいはTOHOシネマズ二条から、
自宅まで歩く場合のルート上にあった。
ただし、なぜかいつも通りを一本はずして歩いていた。
いや~、洛中にあるとは、全くもって意外だった。
調べてみると、佐々木酒造は洛中唯一の蔵元なんだそうだ。
散歩がてら佐々木酒造まで歩いてみた。
広大な敷地であった。
これまで本当に知らなかった。
さらに佐々木蔵之介さんのことについて調べていると、
出身高校が私と同じだということが分かった。
年齢関係からいくと、私が3年だったとき、佐々木蔵之介さんは1年だったことになる。
まさか後輩だったとは!
と、演奏会直前であるにもかかわらず、
全くもってお気楽な話題でありました
毎日毎日が演奏会へのカウントダウンです。
せせらぎPlayersの皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
仕事を持ちながらの日々、
なかなか楽器そのものを引っ張り出しての練習は難しいかもしれません。
そこでお勧めしたいのが、「鼻歌トレーニング法」です!
(なんやらテレショップ風やなぁ~)
せせらぎコンサートの演目を、
どうやって頭の中で思い浮かべるか?
本番1か月を切ったこの時期に、
プロのモデル演奏を聴きまくるのは、チトまずい。
あらゆるイメージがデモ演奏に縛り付けられる恐れがあるからです。
実際の我々の演奏で、
モデル通りにやってるのなんて、
ひとつもありませんからなぁ。
そこで登場するのが「鼻歌トレーニング法」。
実際の合奏でどんな風に演奏してたか思い出しながら、
鼻歌を歌うのです。
そう、鼻歌で充分、しっかり歌唱する必要はありません。
もしも公衆の面前ならば、頭の中でイメージするだけでOK。
また、正確である必要もありません。
「あれ、この次はどういう風に進むんやったっけ?」
と詰まってしまうのもOK。
大切なのは、自分で思い浮かべようとすること。
合奏のときだけ音楽家になるのではなく、
日々、音楽家でいることが演奏への適応力を高めます。
それでも、どうしても鼻歌を歌う時間も見つけられないという方、
就寝時に試してみてください。
たった1小節でも思い浮かべてみるだけで、
あなたは今日、音楽家だったのです。
横になった途端に眠りに落っこちてしまう徹夜続きのあなた、
こりゃ、困ったな。
また、相談に乗ります。
いつまでもへこんでいても仕方ないので、
円谷プロ・ウルトラシリーズの最高傑作(と私が思っている)
『ウルトラマンティガ』のビデオを、
久しぶりに観ることにしました。
全部観るのはいくらなんでもしんどいので、
第50話~52話の最終回3部作に絞り込んで。
そのこころは、演奏会のプログラムにて。
翌日、さらに気分一新、
『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』のリバイバルを、
MOVIX京都に観にいきました。
寅さんシリーズの第32作、
マドンナは竹下景子さん。
全48作中、この第32作が一番好きで、
DVDレンタルでも観たし、
NHKの衛星第2放送での再放送も観たし、
3年前にはなんばパークスシネマのリバイバルにもわざわざ出かけたし
(「指揮者のひとりごと」2008/12/15参照)、
おそらく今回が7回目くらいの鑑賞になると思います。
今回のリバイバルは、3年前に使われたリマスター版ではなく、
相当古いフィルムでの上映でした。
特にリール替え近辺の傷みが酷く、
立て傷はありまくるわ、
コマ落ちして画も音も飛ぶわ、
なかなかのもんでした。
しかし、やっぱり寅さんはすごい!
こうして文句みたいに書きましたけど、実は殆んど気になりませんでした。
そんだけ面白かったです。
前夜、へこんで『ティガ』を観て呑みすぎていたので、
上映前から睡魔に襲われていたのですが、
『寅さん』パワーで頭スッキリ、
2時間わろたり泣いたり、あっという間でした。
『寅さん』観たら、なんや、旅に出とうなったな…
あかんあかん、演奏会前やで!
6/5(日)、本番までに広い会場が使える、最後のチャンスでした。
レンタルのチャイムを運んでいただきました。
ハープ・ピアノ・シンセサイザーをなぞるエレクトーンも運んでいただきました。
打楽器も細かいものまで運搬に力を尽くしていただきました。
にもかかわらず、最後までさらうことができませんでした。
私は、今、呑んでいます。
かなりへこみながら呑んでいます。 いったいどうすれば、
各署の要望に応えつつ、 練習効果をあげることができるのか、
悩みつつ呑んでいます。
おそらく、各プレイヤーと私との間で、 打ち合わせはできます。
しかし、絡み合うプレイヤー同士の演奏によるコミュニケーションは、
もしかするとゲネプロまでできないかもしれない。 これが最大の悩みです。
ある日、ふと新聞の映画欄に目が留まりました。
MOVIX京都の欄に、
「チャリティー上映 寅次郎夕焼け小焼け」と書いてあるのです。
おいおい、『寅さん』かけるんやったら教えてくれな!
と独り言をぶちながらネットで調べてみたところ、
全国のMOVIXで、5/21~6/30の期間、
松竹の映画をリバイバルするんだそうです。
『男はつらいよ』はもちろん、
『釣りバカ日誌』や『幸せの黄色いハンカチ』もかかるそうです。
(劇場によってラインナップは違うようです)
料金は500円で、売上を東日本大震災の義援金として寄付するそうです。
午前中1回のみの上映ということで、
5/23(月)の朝、早速MOVIX京都に行きました。
作品は『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』。
マドンナは太地喜和子さん。
いや~、よかった~。
それにしても、観客は私を含めてたった6人でした。
ゆったり『寅さん』鑑賞できてよかったけど、
ちょっと寂しかったですな。
もう少し宣伝に力入れてもええんとちゃうやろか。