凛として立つ2011年7月2日
6月26日(日)、本番1週間前。
本番の日までに全曲合奏するラスト・チャンスでした。
もちろん、金曜日のレギュラー合奏がもう一回あるのですが、
さすがに金曜日には全曲できないのです。
できるだけいい演奏になるよう心掛けてきたつもりです。
ですので、プレイヤー諸氏にはストレスを与えたと思いますが、
通すことを殆んどせず、小返し中心に進めてきました。
昨年とは全く逆のアプローチです。
全曲通すのは、当日のゲネプロが初めてでもいいと割り切っていました。
が、ぶっ通しというのは、やってみないと分からないことを洗い出してくれるものです。
例えば、曲間で移動する際、ミュートを持っていくのを忘れるとか、
曲中の打楽器の移動に無理があるとか。
なんとか時間を作って初の全曲ぶっ通しにチャレンジ。
プレイヤーの皆さんには、大変しんどい思いをさせました。
が、ここで見つかった問題点を、
各自解決してくださることを期待します。
※※※
思えば、ここに至るまで、非常に辛い日々が続いています。
『坂の上の雲』の明治も、そして今も、
大きな国難に直面しているという点では似ていると思います。
NHKスペシャルドママ『坂の上の雲』のテーマ音楽『Stand Alone』を作曲する際、
久石譲さんは、
“明日に向かって「凛として立つ」明治の人々の美しき姿”を描こうとしたそうです。
(“”内はサントラ盤のライナーノートから引用)
明治の骨太な人々には及ぶべくもありませんが、
覚悟を決めて本番の舞台に臨みたいと思います。