『ノヴェンバー・ステップス』を聴く2017年6月13日

JEUGIA で何の気なしに CD を渉猟していたら、
ロンドン・デッカが「ベスト100プレミアム」なる廉価盤を出しているのを発見。
クラシック・レーベルでよくある奴です。
特にデッカで多いような気がするんだけど …

つらつら眺めていると、
武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』がありました。

私はこの曲を中学生か高校生かで、
FM ラジオで聴いた覚えがあります。
心に染み入る名曲だという印象は残っているのですが、
それ以来ちゃんと聴いたことがあったかどうか。。。

小澤征爾指揮、サイトウ・キネン・オーケストラによるこの CD 、
一度ちゃんと腰を据えて聴かねばなるまいと思いました。

ニューヨーク・フィルハーモニックの創立125周年記念の委嘱作品だったそうです。
凄いですよね。

尺八、琵琶を独奏楽器とした、
言わば合奏協奏曲的な作品だと思うのですが、
尺八、琵琶が大活躍で、
オーケストラはもしかしたら暇だったのでは?

武満徹さんの作品が3曲収録されたこの CD 。
私にとっては3曲目の『ア・ストリング・アラウンド・オータム』に最も心打たれました。
武満徹さんの心の温かさがそのまま音になっているように感じました。