ヨハン・デメイ2017年9月4日

前回のこの稿で、
『ミュージカル「オペラ座の怪人」メドレー』の編曲が、
ヨハン・デメイの手によることにチラッと触れました。
私はデメイに編曲作品があることを知りませんでした。

デメイといえば、
1980年代後半から1990年代初めにかけて、
『交響曲第1番 指輪物語』
『交響曲第2番 ビッグ・アップル』
というデカイ吹奏楽曲をいきなり発表した人して、
強烈な印象があります。

『指輪物語』で40分、
『ビッグ・アップル』でも30分はかかるという大曲。

『ビッグ・アップル』はニューヨークを題材とした、
2楽章構成の交響曲。
第1楽章には「スカイライン」というサブ・タイトルが付いています。
ビル群が空を仕切る線からインスピレーションを得たとききます。

私が20年くらい前に作った曲に『スカイライン -稜線-』というのがあります。
インスピレーションを得たのは京都西山の稜線ですが、
タイトルは『ビッグ・アップル』の第1楽章をオマージュさせてもらいました。