スコア製本のときに聴く音2017年10月1日

来年の演奏会に向けて続々と曲が決まり始めています。

指揮者の場合、スコアを読み始める前にまず、スコアの製本作業をしなければなりません。
1枚ずつのシート状では整理が悪くて仕方ありませんので。

多分に事務的な作業ですので、何か聴きながらやります。
真夏だと蝉の声、晩夏になるとそれがヒグラシやツクツクボウシに変わり、
秋の夜長は虫の声を聴きながらになります。

が、昼間はとても静かだったので、吹奏楽の CD を聴きました。
『吹奏楽ベストセレクション ’92』という奴。
フィリップ・スパークの『ヨークシャー序曲』が印象に残りました。

吹奏楽をもう1枚、は、しんどいなと思ったので、
ピアノの何かが聴きたいな、と。
ドビュッシーかラヴェルにしようかな、と思ってラックを探していたら、
なぜか方向性が変わり、
ドビュッシーの管弦楽曲を選んでいました。
アンセルメ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団で。

木管の澄んだ音がベスト・マッチだと私は思うのです。