後輩とバッタリ出会う2017年11月7日

四条河原町から阪急の9300系特急に乗車。
窓側の席に座り、
拍子をとるのに苦労するのが目に見えている『リヴァーダンス』をとにかく読み始めようと思っていました。

四条烏丸で停車。
乗車してきた人の中に、
じーっと私を見ている視線を感じ、
目を上げようとした瞬間、
先に私の名前を呼ばれました。

顔は覚えている。
でも、名前が …
と思っていると、
自ら名乗ってくれました。

2歳下で、
中学・高校と一緒に吹奏楽をした S 君なのでした。

中学ではクラリネット、
高校でバスーンにコンバート、
ということなのですが、
私にとってはずーっとバスーン奏者のイメージです。
ただし、
中学にはバスーン自体ありませんでしたが。

専門の道に進んだ S 君は、
フリーのバスーン奏者として頑張っています。
この日は兵庫県立芸術文化センター管弦楽団に、
コントラバスーンの助っ人として練習に行くとのこと。
(今回の指揮は佐渡裕さんではないそうですが)

私の持っている『リヴァーダンス』のスコアに気付いた S 君。
編曲者のヨハン・デメイの写真を見て、
ヨハン・デメイの指揮で大阪市音楽団に混じって吹いたことがあると教えてくれました。
何の曲を演奏したのか聞くのを忘れました …

高校の何年も下の後輩には、
京響でトロンボーンの首席を務めている人や、
N 響でトランペットの首席をやっている人がいることを教えてくれました。
期が下すぎて全く分からないのですが、
トップ・プレイヤーとして頑張ってる後輩がいるのは嬉しいものです。

それにしても、
S 君は全く変わっていませんでした。
フリーでやっていくのは大変だと思うのですが、
そんな色を微塵も見せませんでした。
むしろ、
いろんなことへの興味が旺盛な様子。
『リヴァーダンス』にも目を光らせていました。

一番嬉しいのは、
このように瑞々しい感覚を失わない後輩が頑張っていることです。