大河ドラマのテーマ音楽2018年3月17日

昨日は仕事が終わらず、練習に参加できませんでした。
済みません。

毎週金曜日の練習後か、翌土曜日に書くのは合奏に即したことですが、
今日は NHK の大河ドラマの音楽の感想を書きたいと思います。

昨年放送された『おんな城主 直虎』。
最初の1~2か月は全く観ていませんでした。
が、何かの拍子にオープニングを観たんです。
オンタイムでの放送か、再放送か、5分間くらいの振り返り番組だったか分かりませんが、
そこで一気にテーマ音楽に惹きつけられてドラマ自体を観るようになったのです。

作曲は菅野よう子さん。
『花は咲く』、『海街 diary 』など名作揃いですが、
『おんな城主 直虎』のテーマ音楽は傑出していると思います。

音楽そのものが素晴らしいのはもちろんですが、
井伊家の浮き沈みを表現していると思われるオープニングの映像とも見事にマッチしていました。

歴代大河ドラマの音楽として捉えても、
5本の指に入るんじゃないかと僕は思います。

そして今年は富貴晴美さんがテーマ音楽を書いた『西郷どん』。
第1回の OA を観たとき、軽い驚きを覚えました。
大河ドラマのテーマ音楽の入り方として「重厚なイメージ」を持っていたのですが、
以外にも軽妙洒脱な入り方だったからです。

が、決して音楽が軽い訳ではなく、
終止線に向かって雄大に展開していくのです。

2年続けて大河の音楽が大当たり!と思いました。

富貴晴美さんが音楽を担当した映画音楽の中から、印象的だったのを抜きだしてみると、

『京都太秦物語』
『はじまりのみち』
『くじけないで』
『駆込み女と駆出し男』
『日本のいちばん長い日』
『関ヶ原』
『嘘八百』
『嘘を愛する女』

という感じ。
やはり名作揃いです。

ただ、『西郷どん』を観ていると、少し複雑な気持ちがします。
というのは、『八重の桜』との関連を考えてしまうからです。

新島襄先生と八重さんは、我が母校・同志社の生みの親です。
その同志社の校地はもともと薩摩藩邸があった場所。

『八重の桜』では、会津を始めとする東北に詫びる気持ちで、
西郷隆盛が元・会津藩士の山本覚馬(新島八重の兄)に土地を譲り渡したと描かれていました。

『八重の桜』で会津の重臣・西郷頼母を演じたのは西田敏行さん。

『西郷どん』のナレーションは西田敏行さん。

西郷隆盛が主役のかつて大河ドラマ『翔ぶが如く』で西郷隆盛を演じたのが西田敏行さん。

私の混乱が伝わりますでしょうか。