今、話題の映画『カメラを止めるな!』を観ました。
ホントは「朱三ふれ愛まつり」の集合時間前に観るつもりだったんですが、
朝早く起きてスコアを読んでるうちに眠たくなってきて、
二度寝してしまって …
一日遅れて観に行くことと相成りました。
ゾンビ映画を撮ってたら、
本物のゾンビに襲われる、
という生放送のテレビ番組を作っている、
その様を映画にしている、
という映画なんですね。
ややっこしいですね。
あっ、楽しみにしている人にとってはネタバレし過ぎですか?
何でそんなにヒットしているんやろか?という興味で観に行ったんですが、
なるほど、こりゃ面白いですわ、確かに。
最初は、ちょっと間抜けなところもあってクスッとしたりするけど、
やっぱり怖いんです。
が、これは喜劇なんだと思えてきます。
そして、
実は実は、
親と子が理解し合うことがテーマなんだと分かります。
血(血糊)が飛び散る映画ですが、
どことなく松竹大船調で …
あっ、しまった、書き過ぎましたかな。。。
今回の「朱三ふれ愛まつり」はフルバンドでの参加でしたが、
アルト・サックスの2番、テナー・サックス、バリトン・サックスが編成できませんでした。
音の不足を補うため、
B♭クラリネット、アルト・クラリネット、ホルン、ユーフォニアムの皆さんには、
楽譜の追加や変更に対応していただきました。
音域の都合上、特にアルト・クラリネットとユーフォニアムの皆さんにとっては、
追加・変更の分量が多くて大変だったと思います。
また、『蘇州夜曲』のサックス・アンサンブルを再現するため、
ホルンには移調読みしてもらって大変だったと思います。
上記の楽器以外にも、
野外演奏ということで、
できるだけソロじゃなくて、
複数人で音を重ねる措置を取ってもらいました。
おかげで、野外演奏にもかかわらず厚めの音を構成することができました。
さらに、ホルンの H 谷さんからの申し出がなかったら、
ちょっとしんどいことになっていたかもしれません。
それは、ホルンの反響板を用意しようという意見です。
唯一、音の発せられる向きが後方であるホルン。
ホールでの演奏なら反響板があるし、
体育館などでも、たとえ遠くなったとしても何とか反響させてくれる壁なんかがあるものです。
が、屋外ではそうはいきません。
そこで思い付いたのが、台車。
これを横倒しにしてホルンのすぐ後ろに置けば反響板の代わりになるのでは?
結果、大成功でした。
おそらく、プレイヤーの皆さんにはその効果が分かり辛かっただろうと思いますが、
指揮の場所では効果てきめん。
台車がなかったら「大江戸捜査網」のテーマは聞こえなかったかも知れません。
さらにさらに、今回、打楽器の参加は一人の予定でした。
5曲ともドラムスで何とか凌いでもらおうかと思っていたのですが、
バスーンの K 山さんが打楽器に回ってくれることになり、
音楽の味付けとなる小物類で助けてもらいました。
ところで、打楽器、誰にでもできるものじゃありません。
確かに、音を鳴らすことだけならば、管楽器よりは簡単です。
管楽器では、最初は発音すらままならないのですから。
じゃあ、鳴ればいいのかというと、さにあらず。
ピアノを弾くことを想像してみてください。
音を鳴らすことができるからといって、
最初から弾きこなすことができるでしょうか?
かつて、バス・クラリネットの A 木さんが指揮してくれた時に、
私、打楽器を手伝ったことがあります。
その難しいことと言ったら!!!
確かに、初期の合奏では、K 山さんにいろいろ注文をつけたものです。
が、だんだんとその頻度は下がっていき、
本番二日前の『まつり』合奏でヴィブラ・スラップでコケても、
みんながニヤッとするだけで終わってしまう。
この安定感たるや、凄いです。
合奏中に気になるようなことがないようにするのって、
できるようでなかなかできないことです。