2018年9月30日

岡田准一さん主演の『散り椿』の予告篇が流れだしたのが5月くらいだったろうか。
絶対に観たい時代劇映画としてインプットされた。

原作は葉室麟さん。
どこかで聞いたことがある名前だと思って調べてみた。
『蜩の記』の作者だ。
同作で直木賞を受賞しておられる。

不明を恥じた。

役所広司さん、岡田准一さんの主演で映画化された『蜩の記』。
絶対に観るべき作品だったにもかかわらず、
なぜか見逃がした。
今度の『散り椿』は見逃がすまい。

『蜩の記』は小説で読もうと思ったが、
私が訪れた書店では売り切れていた。
仕方ないのでパッと手についた『山桜記』を買った。
もちろん、葉室麟さんの作品だ。

戦国時代から江戸初期にかけて、
武士の妻であったり村の娘であったり、
女性が主人公となる短編集だった。

その中に、
伊達政宗の長女・鍋姫を主人公とする物語があり、
原田甲斐が登場する。
この夏、
山本周五郎さんの『樅ノ木は残った』を読むきっかけとなったのだ。

違う書店で『蜩の記』を見つけたので、読んだ。
時代小説はホントにイイ。

次は『散り椿』だ。
が、小説を読むのは少し先延ばしにしよう。
映画が先だ。

実に見事な映画だった。
カメラがどっしりしている。

昨日のうちに観ておいてよかった。
今日は台風の影響で MOVIX 京都は臨時休館している。