2019年01月

あまりの素晴らしさに驚きました。2019年1月13日

昨年、馴染みの小料理屋で、「ある映画」のプロデューサーさんと知り合いになりました。

実は知り合いになる前から、
その小料理屋で、
「ある映画」のフライヤーや、
制作日誌風に書かれた宣伝用の小冊子を見せてもらったりしていたので、
店で初めてお会いしたとき、
何だか初めて会ったような気がしませんでした。

「ある映画」とは、
『輪違屋糸里 京女たちの幕末』です。
浅田次郎さん原作の「新選組三部作」の一つの映画化です。
映画も時代小説も大好きな私は、
酒を酌み交わしながらプロデューサーさんと話が弾みました。
そして公開を心待ちにしておりました。

プロデューサーさんは、
「映画をご覧になったあと、是非、批判をお聞かせ願いたい。
良かった良かったでは、何の成長にもなりませんから。」
と仰いました。
私としては純粋に楽しみたいのですが、
そうまで仰るなら、
この映画に関しては視点を変えてみましょうか。

ってな訳で、
ちょっと粗探しをするような心持で劇場に入りました。
いつもの映画鑑賞と違って、
何だか落ち着きません。
映画評論家っていうのは、
こういう心構えで観るのでしょうか?

という視点を持っていると、
確かに3つばかし気になる点がありました。
が、そんなの微々たるものです。

『輪違屋糸里』は、恐ろしく出来のいい映画です。
評論家でも何でもないただの映画好きのひとりごとですが、
間違いなくお勧めする一本です。

2019初合奏2019年1月12日

2019年最初の金曜日は1月4日でした。
仕事始めだった方もいらっしゃるでしょう。
あるいは1月7日(月)が仕事始めだったという方もおられることと思います。

私の場合、当初は1月4日(金)が仕事始めの予定でした。
が、社の上層部が、1月4日を年休取得奨励日にしたので、
仕事始めは1月7日になりました。

せせらぎの場合は、昨年夏ごろの役員会で、
1月4日の集合は回避しようということに決まりました。

そんな訳で、
昨日1月11日(金)がせせらぎの初合奏日でした。

集まることが出来たのは、

ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 6
アルト・サックス × 2
トランペット × 2
ホルン × 1
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 3
パーカッション × 2

そして私の合わせて23人でした。

たった一週間空いただけの筈なんですが、
全体での基本練習の一発目の音を聴いたとき、
もっと時間が経っているんじゃないかと思うくらい、
音が合いませんでした。
特に音の立ち上がりが変で、
どうしたらいいのか戸惑うくらいでした。

でもまあ、新年最初の合奏です。
うまくいってもいかなくっても、
とにかく音を出してもらって温めていこうかな、
という感じで進めていきました。

しつこくさらった箇所とそうでない箇所の差が大きく出ましたが、
少しずつ差を詰めていくことが出来ればいいかなと思います。

図面を描き続ける2019年1月11日

大学時代にアルバイトしていた喫茶店で、
車好きのお客さんに借りて読んだのが、
ホンダが F1 に挑戦する姿をドキュメントした、
海老沢泰久さんの『 F1 地上の夢』という本でした。

それまでフォーミュラ・ワンをテレビで観たことも何もなかったんですが、
この書物をきっかけに F1 にはまりまくっていくことになります。

実は、海老沢さんはその続編も書いておられまして、
どちらで書いてはったのか判然としないのですが、
いずれにせよどちらかで、
「現場でバリバリやっているうちはいいが、
管理職になるとエンジンの設計図を描くことがなくなり、
どんどん腕が落ちていく」
というようなニュアンスのことを、
ホンダのプロジェクト・リーダーが言っていた、
と書いてはったと思います。

私にとっては金言となりました。
日々忙しくてしようがないのですが、
現場仕事をし続けることはとても大切だと思います。
勘を鈍らせたくはないです。

思い切って音を当てるのがイイと思います。2019年1月9日

空気がカラカラに乾いていたからでしょう、
正月休みのラストで風邪をひいてしまいました。
寝込むほどではなかったのですが、
仕事始めの日に休んでしまうのはマズいので、
映画も観に行かず、おとなしく家に籠って、
『 Bye Bye Violet 』の譜読みに勤しみました。

「これで合ってるのかぁ~」と悩むことしきり。
音の組み合わせが、ホント難しいのです。
5~6小節読むのに6~7時間かかったりしました。
普通のドミソの和音が出てくるとホッとします。

きっと合奏でも悩ましい場面が多いと思いますが、
ここは思い切って、
音を当てていきましょう。

寒さが身に沁みる2019年1月8日

仕事始めの日くらい、ちゃんとした身なりで出社しようと思い、
何年振りかでスーツを着ていきました。

前回スーツを着たのがいつか、全く思い出すことができません。
出張であれ会議であれ、いつも動きやすい服装で通しているもので。
私の見なりが一番整っているのは、
せせらぎコンサートの本番だと思います。

マフラーを巻いて、歩きにくいけれどもコートを着て出掛けましたが、
まあ、何て寒いんでしょう!
寒気が体に貼り付いてくるようです。

それで、ハタと気付きました。
電車や会社の暖房があんなに効いているのは、
比較的薄手の恰好をしているサラリーマンに合わせているからなのでは、と。

私は普段、
外を歩いても寒くない、
というより歩くとどんどん暖かくなる素材の服を愛用しているので、
暖房がよく効いた場所に入ると暑くてしかたないんです。
出社したら、T シャツやらポロシャツやらに着替えるくらいです。

サラリーマンの皆さんも(私も端くれなんですが)
もっと「ウォームビズ」すれば、
世の中の暖房温度を下げることが出来るんとちゃうか?
と思ったりします。

総合優勝への道2019年1月7日

オリンピックで金メダルを採る。
確かに凄いことに間違いないと思います。

それよりも私が見てみたいのは、
世界を転戦した上での総合優勝。

若いころからスキー・ジャンプが大好きで、
いつか日本人のワールド・チャンピオンを見たいと思ってきました。

原田雅彦選手も、
船木和喜選手も成しえなかった偉業に、
今、
小林陵侑選手が迫りつつあります。

ヨーロッパ伝統のジャンプ週間に優勝し、
そのまま長野オリンピックでも金メダルを獲得した船木選手も、
ワールドカップ・ジャンプの総合優勝には手が届きませんでした。

寒くてしようがないと思うけれども、
一度、大倉山で小林選手の雄姿を観てみたいものです。
可能ならばリレハンメルとかビショフスホーフェンとかで。

スコアのコンデンス作業2019年1月6日

年末年始はじっと閉じこもっている日が多かったので、
リードの『第2組曲』第4楽章のコンデンス作業が出来上がりました。
旋律線が3本、対旋律が1本。
いろんな楽器が受け持ちを変えながら進んでいきます。
落ち着いて取り組むことが出来たので、
いい勉強になりました。

続いて『 Bye Bye Violet 』のコンデンス作業をスタートしました。
これはリードの『第2組曲』とはまた違う難しさです。
「現代音楽」と言っていいかと思いますので。

大岡越前スペシャル2019年1月5日

年末年始のテレビ番組。
観たいものが殆どない中、
BS プレミアムの『大岡越前スペシャル』は素晴らしいと思いました。

山下毅雄さん作曲のテーマをスキャットする由紀さおりさんの歌声が心に沁み、
東山紀之さんの忠相像に風格が出てきて、
雪絵を演じるミムラ(美村里江)さんが美しく、
練り込まれたストーリーが納得の展開で、
大岡裁きに涙しました。

『想い出のテレビ・主題歌テーマ集』に、
『大岡越前のテーマ』も入ってたら良かったのになぁ~
山下毅雄さん自身が口笛を吹いたと言われるあの旋律を、
オリジナルで聴きたいなぁ~

THE 歌姫2019年1月4日

美空ひばりさんでも、
三宅由佳莉3等海曹でも鶫真衣3等陸曹でも、
はたまた坂本冬美さんでもなく …

マリア・カラスの伝記映画『わたしはマリア・カラス』。
今年の初映画はコレでした。

偉大なるオペラ歌手、マリア・カラス。
その名前は知っているのですが、
詳しいことは存じ上げません。
歌声を聴いたことはもちろんあるに違いないのですが、
ちゃんと意識したことはありません。

そんなことではイカン、
と、
襟を正して劇場へ。

かなり年配の方々が多いように見受けられました。
客席は7割方埋まっていたと思います。

そしていざ、上映開始。

何とよく響き渡る歌声なのでしょうか!
ナマで聴くとどうなんでしょう?

比べるのは変かも知れませんが、
イツァーク・パールマンのヴァイオリンを思い出しました。
私、高校生か大学生の頃、
ナマでパールマンのヴァイオリンを聴いたことがあります。
場所は京都会館でした。
今のロームシアター京都です。
ピアノ伴奏だったか、オーケストラ伴奏だったか、そこは忘れました。

正しくホールに響き渡る音量でした。
オーケストラをバックにした協奏曲だったとしても、
オーケストラを凌ぐ音量、
というのは大袈裟かも知れませんが、
オーケストラのヴァイオリン・セクションは凌駕していたように思います。

マリア・カラスの歌声をナマで聴けば、
きっとそんな感じに近いんじゃなかろうか、
と想像しながら映画を鑑賞しました。

マリア・カラスに照準を合わせた映画ですので、
他の歌手や、オーケストラの様子などが殆ど映りません。
が、短く2回ほど、
オペラではなくコンサート形式で歌う映像で、
指揮者とオーケストラが映る場面がありました。

私、食い入るように指揮者の姿を見つめました。
誰かは分かりませんが、
とても優雅で、
うまくオーケストラを指揮しておられると思いました。
が、
実はとても大変なんだろうなとも思いました。
マリア・カラスの「グルーヴ」に合わせるんですから。

大学1年生2019年1月3日

会社の M 先輩が、
定年退職後、1年間だけシニア・スタッフとして働かれたのち、
大阪音楽大学でギターを勉強するために完全退職されてから、
約10か月経ちました。
頂いた年賀状には、
「宿題やら課題やら練習やらで、在職中より忙しい」
と書いておられました。

何だか、とてもイイなぁ~と思いました。