スピード練習2019年4月6日

4月5日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 4(エキストラの方お二人を含む)

そして私の計30人で合奏を行いました。

突然、楽器演奏が上手くなるマジカルな指導法など、
私は持ち合わせていません。
ゆっくりしたテンポで基礎固めすることが重要だという信念は揺るぎません。

が、異業種を勉強して、
具体的には野球の技術に関する書物を読み漁って、
スピードを身に付けるには、
やはり速さに対応する練習も必要なのだと分かってきました。

例えば、筋力を付けようと重いバットを振っているだけだと、
筋肉がゆっくりした動きしか覚えないそうです。
速いスイングを身に付けるには、
軽いバットを振ることでスピード感を体に覚えさせることも必要です。

『バイバイ・ヴァイオレット』の、
本来テンポが速い箇所。
これまでちょっとだけテンポアップしてみたことはありますが、
本番を見据えての本格的なテンポアップには未だ取り掛かっていませんでした。
ゆっくりでの基礎固めもかなりこなしてきましたので、
昨日はスピード練習に挑戦してみました。

楽員の皆さんが真剣に取り組んでくれたおかげで、
20時30分くらいにはハイ・テンポ練習を終えることが出来ました。
この練習だけで時間を使い切ると読んでいたのですが。

そんな訳で残り時間で『バイバイ・ヴァイオレット』を通してみることにしました。
この日はアンダンテの箇所を殆ど採り上げていなかったので、
緩いテンポの箇所では出間違いやミス・トーンもちょこちょこありました。
が、主眼はスピード練習だったので、
細かいことには目を瞑り、
とにもかくにも通すことに専念。

私が抱いてきた『バイバイ・ヴァイオレット』のイメージに、
かなり近づいたように思います。

速い箇所のテンポ設定は、
あまり速すぎると楽曲の味わいを損ねてしまいそうな気がするので、
作曲者の指定よりは遅めがいいように思うのですが、
まだちょいと迷ってます。

とにかく、プレイヤーの皆さんには、いろんなテンポで練習して、
テクニックの更なる深化を目指してもらえればと思います。

今週の私は、電車の中でのイメージ・トレーニングしかしていませんでした。
動かすとしても指先だけという、小幅なトレーニングでした。
これからは、指揮棒を握って、体全体を使っての練習を積んでいこうと思います。