2019年07月

猛烈な暑さがやってくると2019年7月31日

今年の梅雨入りはかなり遅めでしたが、
梅雨明けは平年並みだったように思います。

梅雨が明けたら、
ここ数年で当たり前になってしまったと思われる、
35度クラスの猛烈な暑さに見舞われております。

7月末から8月初旬のこの暑さで思い出すのは、
中学と高校の6年間で経験した、
吹奏楽コンクール京都大会前の追い込みです。

この暑さの中、
毎日毎日ホルンと格闘しました。

当時は冷房の効いた室内での練習なんて考えられませんでした。
風がそよとも吹かない体育館での合奏も当たり前でした。

思えば体調管理が難しいだけでなく、
楽器のピッチも狂いやすい環境での練習でした。

よくやったなと思います。

『嵐電』を観る2019年7月28日

映画、『嵐電』。

京都シネマでかかっているのですが、
ホームページを見ていると混雑していることが多いようです。

そんな訳で上映期間が延長されています。

なんやかんやと買い物があって街に出た帰り、
開映時間とうまく合ったので京都シネマを覗いてみました。

「やっぱり混んでるんですか?」
「いえいえ、今日は半分くらいの入りなんです」

これはチャンス!と思って飛び込みました。

実は夏の睡眠不足が始まりだして、
この日は映画を観る自信がなかったのですが、
映画の世界に釣り込まれて、
眠くなることはありませんでした。

ロングランしているのも当然やな、
と思いました。

じゃあ、何がどう面白いのか?

これが言葉に出来ないのです。

不思議な世界観で、
自分自身も嵐電に乗ったり、
沿線を歩いていたり、
そんな気持ちになったのは確かです。

久しぶりの感覚2019年7月27日

7月26日(金)は、

フルート × 2
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
テナー・サックス × 1
トランペット × 5
ホルン × 2
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 2
パーカッション × 2(見学1含む)

そして私の計26人で合わせました。

先週は、
またまた突発事態に近い状態だったため、
練習に参加できませんでした。

よく考えてみれば、
その一回が抜けただけなんですが、
随分長くスタジオに行かなかったような感じでした。

せせらぎコンサートで演奏した楽曲から、
何曲か引き続き練習していますが、
それだけではなく、
新しい楽曲にも取り組んでいます。

さすがにまだ覚えられていないので、
スコアに目をとられて、
正直申してタクトの方にあまり神経が通っていません。

焦ってしまうところですが、
ここはグッと踏ん張り、
まずは9月を目指し、
そして11月も視野に入れながら、
じっくり取り組んでいこうと思います。

信じ難い2019年7月20日

9月、11月と本番が決まっているにもかかわらず、
7月19日(金)の練習に参加出来ませんでした。

私の仕事も、
京都アニメーション放火殺人事件の影響を受けました。

命を奪うだけでなく、
表現の自由までをも奪いかねない、
恐ろしい事件だと思います。

ヨハン・ヨハンソンの『メッセージ』2019年7月17日

ヨハン・ヨハンソンが作曲した、
映画『メッセージ』のサントラを久しぶりに引っ張り出しました。

確かに、
主人公とその娘の日常を描くシーンで、
マックス・リヒターの『イン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』が使われていると書いてありました。
このサントラには収録されていませんが。

残念なのは、
ヨハン・ヨハンソンは昨年の2月に、
48歳という若さで他界しているのです。

彼の生み出す音楽を、
もっと聴きたかったのですが。

マックス・リヒター2019年7月16日

マックス・リヒター。
ヨハン・ヨハンソンと並び立つ、
ポスト・クラシカルの巨星。

知ったようなことを書いてますが、
実は覚えたての人物です。

ヨハン・ヨハンソンの映画音楽はこれまでもよく聴いていました。
私の尊敬する音楽家の一人です。

マックス・リヒターの映画音楽はというと、
その名前を意識していなかっただけで、
実はこちらも多く聴いていました。

そのうちの一つ、
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』サウンドトラック。
また、オリジナル・アルバムの、
『フロム・スリープ』
『インフラ』
『ソングズ・フロム・ビフォー』
以上4種類が梅田のタワレコで売られていた(コーナーが作られていた!)ので、
買って聴きました。

が、肝腎の『ブルー・ノートブック』が売り切れ。
「これがいいのよ!」と教えてもらったのが『ブルー・ノートブック』なので、
これを聴きませんと!

取り寄せてもらい、早速、
仕事しながら(殆ど仕事の手を止めて)聴きました。

マックス・リヒターの音楽、
難しいと思われるかもしれませんが、
さにあらず。
とても耳馴染みのよい楽曲ばかりです。

(『フロム・スリープ』なんて、
眠りながら聴くことを意図して作曲されたそうです)

『ブルー・ノートブック』に収録されている『オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』は、
ヨハン・ヨハンソンが音楽を担当した映画『メッセージ』のオープニングとラストで使われたそうです。
マックス・リヒターの楽曲が、
ヨハン・ヨハンソンの楽曲をサンドイッチしていたことになるのでしょうか。

ライナーノートを読むまで知りませんでしたが、
物悲しげな『オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』を聴いていると、
時の回廊を巡るような『メッセージ』の世界が蘇ってくるような気がします。

私に大いなる幸福感をもたらしてくれた時間と空間までも蘇ってくるようです。

しとしと降る雨2019年7月15日

私の住む京都は、今、快晴です。
蝉も鳴いています。

昨日、一昨日は雨が降ったりやんだりでした。

最近、雨が降ると恐怖を覚えます。
暴力的な降り方をすることが多いから。

が、昨日と一昨日の雨はしとしと降る雨でした。
こんなに優しくて風情のある雨を感じたのは久しぶりのような気がします。

静寂2019年7月14日

映画の何が好きなんだろう?
ふと、そんなことを思いました。

予告篇が終わって、
本編が始まるまでの僅かな時間。
真っ暗闇。
静寂。

レンタルや配信では味わうことのできない、
映画館ならではの醍醐味。

指揮の醍醐味って何ですか?
社内の呑み友達に聞かれました。

そのときは体裁のいい答えを返したのですが、
よくよく考えてみると …

曲を始める前の一瞬の静寂。
曲の途中でゲネラルパウゼして次の音を始めるまでの一瞬の静寂。
これが堪らないのです。

例えば、
『第2組曲』のクラリネット・ソロが始まる前の静寂。

『よさこい節』でユニゾンの全合奏が終わり、
ピッコロ・ソロが始まる前の静寂。

本番から五日後の金曜日2019年7月13日

7月12日(金)は、

E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 4
ホルン × 3
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 2
テューバ × 1

そして私の計23人で合奏しました。

来年の演奏会に向けて、
新しい実行委員会で選曲作業がゆっくり進んでいるのか、
あるいはこれからなのか、
私がタッチするとよくないと思うのでお任せ。

それとは別に、
9月と11月の本番が決まっています。

こちらは依頼演奏なので、
役員会が主になって選曲します。
まだすべてを決めた訳ではありませんが、
とりあえず決まった新譜2つを初練習しました。

まず、『 Stand Alone 』。
MHK スペシャルドラマ『坂の上の雲』のテーマ音楽です。
7~8年前にも演奏したことがあります。
大変難しい楽曲ですが、
久しぶりにスコアを眺めただけで涙がにじんでくる、
美しい曲です。

そして、『カーニバルのマーチ』。
いわゆる「コンクール・マーチ」の一つですが、
あまりコンクールっぽくない(← ってどんなんや?)楽曲です。

しばらくはこの2曲の稽古がメインになると思います。
第32回せせらぎコンサートで演奏した楽曲の再演もいくつかあるし、
さらに新譜が加わるかも知れません。
追い追い取り組んでいこうと思います。

土讃線完乗 その22019年7月12日

出張二日目の仕事が始まる前に、
市電に乗って「はりまや橋」に行ってきました。

第32回せせらぎコンサートのアンコールでお披露目した『よさこい節』。
その歌詞が、
「土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た」。
是非とも、はりまや橋を見ておきたかったのです。

そして散歩がてらに「こだかさ更生センター」というところへ向かいました。
ここで作っている鳴子を買うためです。

パーカッションの K リーダーに、
「出張のついでに本場・高知で買ってくる」
と約束していたのです。

いくつか試してみて、
私の耳に最も心地よく響いた、
ケヤキで出来た鳴子を選びました。

『よさこい節』で使われた2セットのうちの一つです。

二日目の仕事を終えた後、
高知からさらに西へ。
特急あしずりで窪川へ向かいました。

宿の迎えの車で、四万十川沿いを遡っていきます。
途中、一斗俵(いっとひょう)沈下橋を見学させてもらいました。

四万十川流域で最古の沈下橋だそうです。
車で送ってくれた方は、
この一斗俵沈下橋の近所に住んでいて、
夏になると子どもたちと一緒に橋から飛び込んで遊ぶんですって。

宿泊は、四万十川の奥座敷・松葉川温泉。
ここでいただいた仁井田米が絶品!
こんなに美味しいご飯を食べたのは初めてです。
ご飯を肴にお酒を呑んでしまいました。

※※※

最終日。
窪川から特急あしずりで高知へ。
高知で特急南風に乗り換えて岡山へ戻りました。
これで念願の土讃線完乗を達成しました。
(土讃線は多度津~窪川)

あしずりも南風も、
カーブをフル・スピードでゴリゴリ飛ばす振り子式特急でした。
気動車独特のエンジン音が唸りを上げて走る様は圧巻。
ヤマトが七色星団のイオン乱流を乗り越えていくみたいでした。