土讃線完乗 その12019年7月11日
6月第4週の週末は、
近畿・中四国ブロックの会議に出席するため、
南国土佐への出張でした。
台風になりかかっている熱帯低気圧、
あるいはもう台風になってしまったのか分かりませんが、
梅雨と一緒で、
そんなの人間の決める基準に過ぎません。
要するに嵐に向かって突っ込んで行くことになりました。
当社からは4人が乗り込むことになっていました。
I は前日入りしていたので問題なし。
H は高知行きの飛行機を松山便に振り替え、
そこから高速バスで高知入り。
私と O は岡山まで新幹線で、
岡山から在来線の特急南風5号で高知入りすることになっていました。
岡山駅を定刻の10時05分に発車。
土砂降りですが、
風は大したことないので、
瀬戸大橋を難なく渡ります。
見晴らしはよくありませんが。
四国に入るとお腹が減ってきたので、
岡山駅で買っておいた「あなごめし」を美味しくいただきます。
琴平駅を過ぎて、
いよいよ四国山地に差し掛かってきたかと思われる頃、
唐突に「本列車は次の阿波池田で運転を打ち切ります」のアナウンスが!
これからがいよいよ本番、
振り子式特急の本領発揮と思っていた矢先、
あっけにとられながら列車から降ろされました。
後で分かることですが、
土讃線のどこかで降水量が基準値を超えたため、
自動的に運転取りやめになったそうです。
土砂崩れに見舞われたら大変ですからな。
代行バスを手配する阿波池田の駅員さんの対応も慣れた感じ。
こういうことが割としょっちゅうあるというのが想像できます。
それでも計算外の事態は起こるもの。
バスに乗りきれない人が8人いたのです。
実は私もその一人。
代行バスの、そのまた代行のタクシーが2台手配され、
私が一番最後に乗り込むことになりました。
その直前、取材のカメラとマイクを向けられ、
「めざましテレビですが、よろしいですか?」
しかし私は「急いでますから」とかわしてしまいました。
※※※
さて、
私たちが乗ってきた南風5号は阿波池田で運転を打ち切りましたが、
広島からの参加者 T は、
少しでも早い方が安全だと思って一本前の南風3号に乗りました。
高知県には入ったものの、
山の中の大杉駅でやはり運転取りやめとなりました。
南風5号は大杉には至っていないのでその時は分かりませんでしたが、
帰路に分かったことがあります。
大杉は美空ひばりゆかりの地なんだそうです。
※※※
タクシーに乗ってしまうとあっという間。
と言っても高知まで1時間ちょっとかかるのですが、
もっと時間がかかると思っていたので。
高速道路を走ってくれたのですが、
通行止めでなくて助かりました。
濃霧の中をハイ・スピードで飛ばすのは怖かったけれど。
高知駅で特急料金を払い戻してもらい、
高知の系列会社に入ったのは会議が始まる15分前!
なんと間に合ってしまいました。
が、特急南風に乗りきることが出来ず、残念。