まるで自分が育てたかのような…2020年9月6日

数年前に、京都シネマで『燦燦 -さんさん- 』という映画を観ました。
監督は外山文治という方で、その長編デビュー作でした。
たまたま私が観たのが監督挨拶のある回で、
終映後に外山監督が登壇され、
質問に応える時間が設けられました。

それ以来、外山監督の名前を目にすることはありませんでしたが、
現在公開中の『ソワレ』が長編2作目となるそうです。
俳優の豊原功補さんや小泉今日子さんがプロデューサーとして参加しているということもあり、
この映画のことを目や耳にした方はそれなりにおられるのではないかと思います。

私はやや寝不足の状態で劇場に足を運んだのですが、
眠くなることもなく、
いや、それどころか映画の世界に引きずり込まれる感覚がありました。
見応えのある作品でした。
テーマは大変重たいのですが。

先の『燦燦 -さんさん- 』のときに質問した訳でもなく、
握手をした訳でもありません。
が、『燦燦 -さんさん- 』がとてもいい作品であるにもかかわらず、
また監督挨拶があるというのに3~4割程度しか席が埋まっていなかったせいか、
外山監督のその後がちょっと気になっていた私は、
『ソワレ』を観て少し嬉しくなりました。
私はプロデューサーでも何でもないのだけれど。