初めての特殊楽器2017年12月3日

吹奏楽にハープが編成されるなんていうのは、
もはや当たり前になっています。
だからといって当たり前に用意できる筈もなく …
以前はエキストラに来てもらったこともありますが、
最近では、
マリンバで弾いてもらったり、
ピアノで弾いてもらったり、
エレクトーンで音作りからお願いしたりと、
いろいろ工夫して遣り繰りするのがせせらぎ流。

チェロが書いてあることもちょくちょく。
特にクロード・スミスがアメリカ空軍軍楽隊のために書いた作品には、
同バンドにチェロが標準編成されるので、
チェロが書いてあります。
この夏にせせらぎで採り上げた『フェスティヴァル・ヴァリエーションズ』にも、
もちろんチェロが書いてありました。
かと言って同曲ではチェロのソロがある訳じゃなく、
ほぼバスーンやユーフォニアムと同じ楽譜。
せせらぎではチェロのことは考えずに取り組みました。

現在練習中の『「リヴァーダンス」よりハイライト』。
楽譜にはチェロの指定はありませんが、
私の持っているヨハン・デメイ自作自演の CD(もちろん吹奏楽)では、
第3楽章冒頭のユーフォニアム・ソリをチェロで弾いています。
おそらく原曲ではチェロ、
デメイの吹奏楽編曲でユーフォニアムに置き換えたところ、
この録音ではチェロに戻したのではないでしょうか。

さて、
『リヴァーダンス』では、
私自身初めての楽器編成に出合いました。
アコーディオン(Acc.)です。
ほぼ全曲に登場しますが、
エキストラを探したり、
エレクトーンで音を作ってもらったりはせず、
私たちがレギュラーで扱う管楽器で何とかしていこうと思います。

以下は具体的対処法です。

※※※

・247~262

1.B♭Cl.はAcc.Cueを演奏してください。
(1.B♭Cl.「tutti」で)

1.A.Sax.もAcc.Cueを演奏してください。

・263~279

1.2.Fl.は「One solo」となっていますが、
「tutti」にしましょう。

1.B♭Cl.も「One solo」となっていますが、
「tutti」にしましょう。

・303~347

E♭Cl.はAcc.のパートを演奏してください。

・303~320

1.B♭Cl.はS.Sax.Cueを演奏してください。
(1.B♭Cl.「tutti」で)

・321~338

1.B♭Cl.は本来のパートをやめ、
S.Sax.のパートを演奏してください。

なくなってしまった1.B♭Cl.本来のパートは、
2.3.B♭Cl.に割り振ってください。

つまり、
2.3.B♭Cl.のメンバーで、
1.2.3.B♭Cl.の和音が構成できればOK。

※※※