朝の音楽2018年1月8日

徒然なるままに、
朝の情景を描いた名曲を思い浮かべてみます。

モーリス・ラヴェルの『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」』より ” 夜明け ”

屈指の名曲だと思います。
太陽の光が少しずつ強くなっていく様。
鳥のさえずり。
情景が目に浮かびます。

ロン・ネルソン作曲『冬の始まりのための「モーニング・アレルヤ」』

私が勝手に私淑するマエストロ・フレデリック・フェネルの委嘱により作曲され、
マエストロの指揮する東京佼成ウインドオーケストラが広島で世界初演。
荘厳、厳粛、崇高。
そんな言葉がスッと浮かんでくる音楽です。

そして忘れてならないのが、
冨田勲さんの『ジャングルの朝』(ジャングル大帝より)

半分は仕事、半分は仕事以外、
そんな講演会で冨田勲さんにお会いしたことが一度だけあります。
こんな言い方をしたらホントに失礼なんですが、
敢えて書きますが、
天然なお方だったと思います。

一緒の時間・空間を過ごせるだけで幸せにさせてくれる、
そんなお人柄の大きさが、
冨田勲さんの音楽すべてに通底しているように思えるのです。

『ジャングルの朝』を読んだり、演奏したりしていると、
冨田勲さんとおしゃべりしているような気持ちになります。
体全体が音楽を深呼吸するかのように。