紙の重み2018年1月22日

『広辞苑第七版』が出版されました。
テレビのニュースでもやってたし、
街の本屋さんにどっさり積まれているのも目にします。

『舟を編む』という映画が数年前にかかりました。
辞書編纂に取り組む人たちを描いた物語。
実に味わい深い一本でした。

ふと、映画の思い出に浸りました。

自宅には『広辞苑第二版補訂版』があります。
父が買ったものですが、
私も子供の頃からお世話になっていて、
今でも現役です。

会社のデスクには『広辞苑第五版』を置いています。
もともとは部署の共用として、部署の本棚に並べてありました。
が、世の中、電子化一直線。
部長の「断捨離」大号令のもと、
他の辞書や時刻表などと共にあわやゴミ箱行きになりかけた際、
私が貰い受けることにしたのです。

パソコンやスマホでいろんなことができてしまう世の中です。
調べものもネットで簡単。
が、アナログでアナクロな私には、そのやり方は合わないのです。
重くても、やっぱり紙をめくりめくりしながら調べる方が性に合ってます。

どんなに重くても紙のスコアを持ち歩いて読むのと同じ感覚です。