アルヴォ・ペルト2018年1月21日

『わたしは、幸福(フェリシテ)』という映画を観ました。

舞台は中央アフリカのコンゴ民主共和国、その首都・キンシャサ。
「幸福」を意味する名のフェリシテは、バーの女性歌手。
彼女が絶望の中から幸せを見つけ出していく物語です。
ざっくりまとめると。

絶望の底にあるフェリシテの心情を表現するためだと思うのですが、
オーケストラが静謐な作品を演奏するシーンが何の脈略もなく挿入されます。

後で調べてみると、演奏しているのはキンバンギスト交響楽団。
キンシャサのアマチュア・オーケストラなんだそうです。
いかにもアマチュアな風情を漂わせているんですが、
音そのものは凄くしっかりしていました。

作曲はアルヴォ・ペルト。
1935年、エストニアの生まれ。

私はペルトを全く知りません。
初めて聴いたと思うのですが、強く惹きつけられました。

劇中、一番印象に残ったのが『フラトレス』という楽曲。
後日、タワレコでベルリン・フィルの CD を買い求めました。
今、聴いています。
心がとても静かです。