ストップモーション・アニメーション2018年3月13日
人形などをちょっとずつ動かしては1コマずつ撮影していき、
それを連ねて動画にするストップモーション・アニメーション。
私にとって強く心惹かれる表現形式です。
NHK 総合だったか E テレだったかで観た『ニャッキ!』と『ジャム・ザ・ハウスネイル』。
大好きなクレイ・アニメーションですが、
やはりストップモーション・アニメーションの一種です。
クスッと笑わせられたり、ホロッとさせられたり。
脚本も秀逸なのですが、
その手造り感が感動を増幅しているように思えます。
『ロボコップ2』での、
ロボコップとロボコップ2号との戦闘シーンでもストップモーション・アニメが用いられました。
ロボコップは人間なのか機械なのか?
深い問い掛けが1作目以上に強かったパート2において、
ストップモーション・アニメを用いた意味は何だったのでしょう?
一説には予算圧縮のためと聞いたことがありますが、
手間暇かかるストップモーション・アニメで予算が削減できるでしょうか?
もっと別の意図があったように思えてなりません。
さて、先日、『僕の名前はズッキーニ』という映画を観ました。
名古屋に出張に行く日の朝、うまく時間が遣り繰りできたので、
その最終日の上映回を観ることにしたのです。
この映画がかかっていることは知っていました。
が、いい歳してアニメでもあるまい、と思っていました。
(てなこと言いながら『君の名は。』も『この世界の片隅に』も観たのですが)
他の作品を観ていたら名古屋での会議に間に合わず、
ピタッと時間が嵌ったのが『僕の名前はズッキーニ』だったのです。
そしたらなんと、アニメはアニメでも、ストップモーション・アニメでした。
「ああ、『ニャッキ!』や『ジャム・ザ・ハウスネイル』の香りがするな。いいな … 』
と思ううちに作品世界に引き込まれて行きました。
1時間ちょっとの映画なのですが、
その中で実に様々な感情を経験します。
奇跡的な巡り会いでした。
気を付けないとハンカチが大変なことになります。