ありがとうございました。2018年7月2日

第31回せせらぎコンサートを終えることができました。
幸い雨は降りませんでしたが、
猛烈な暑さの中お越しくださった皆さま、
本当にありがとうございました。

プレイヤーの皆さま、
お手伝いいただいた関係各所の皆さま、
ありがとうございました。
おつかれさまでした。

特に朝からのトラブルで、
冷汗をかき、
体は大汗をかいてくださった皆さま。
それでも冷静に対処してくださいました。
言葉に表しようのない感謝の気持ちでいっぱいです。

※※※

さて、
ここからは私自身に起こったトラブルを正直に報告します。

リハーサルで、
『リヴァーダンス』の第2楽章、
つまり高速変拍子を振り間違いました。
すぐに修正が効いたのですが、
「散々練習してきたのに、何か変やな?」
と思いました。

本番。
第1部ラストの『オペラ座の怪人』で、
まず左足が攣りました。
重心をやや右足に乗せていたら、
今度は右足も攣りました。
結局、両足を攣ったまま第1部を終えました。

これは休憩時間に回復。

第2部最初の『ジャングル大帝序曲』。
問題はこれです。

今年は『リヴァーダンス』の高速変拍子が難しいこと、
大きな曲が3つもあることから、
スコアを覚える作業を例年より1か月半くらい早め、
4月頃からスタートしました。

覚えたとしても、
スコアをめくりながら指揮する予定でした。
安全のために。
その練習を何度かやりましたが、
結局は楽譜を見ていないのです。
「大体この辺で譜めくりやな」と思いながらめくるのですが、
ふとスコアに目を落としたら全然違う頁が開いていたりして。

これでは譜めくりする意味がないし、
譜面台の空間が邪魔に思えてきます。
そんな訳でスコアを見ずに指揮しようと決めました。

暗譜による指揮のイメージは、
目の前にある薄いレイヤーにスコアが映っていて、
それを透かして奏者の皆さんを見ている感じ。

で、件の『ジャングル大帝序曲』。
終結部、ホルンが咆哮する5拍子のところで、
急にレイヤーが消えたのです。
いわゆる「頭が真っ白になった」状態です。

私は体が動かなくなりました。
と同時に、
咄嗟の判断で、
下手に動いてはマズいと思いました。

ホルンの咆哮が終わったところでレイヤーが復活し、
なんとか曲を終わらせることはできました。

ホルン奏者の方々をはじめ、
皆さんに助けていただきました。
本当にありがとうございました。
そしてお詫び申し上げます。

『ジャングル大帝序曲』の5拍子が消えたことで、
この後に続く『リヴァーダンス』『パイレーツ・オブ・カリビアン』の変拍子が不安でした。
が、これらは問題なく振ることができました。

『ジャングル大帝序曲』で何が起こったのか、
今もって謎です。