最初の数小節2018年10月20日
これが大切だと思います。
今、一番念入りに読んでいるのが、
アルフレッド・リードの『第2組曲』の第4楽章。
これまでから思っていたことですが、
リードさんの書法にはいくつか特徴があります。
・スラーの掛け方が楽器によって違う
・強弱記号の付け方が楽器によって違う
などなど
スラーは、オーケストラ全体として大きなスラーとなることをイメージしているように思います。
強弱記号は、楽器の特徴を考えたり、
より強く出したい楽器、より柔らかく表現したい楽器を考えている感じです。
というような特徴が最初の数小節で分かります。
もちろん、リズムのパターンだとか、和音の進み方なんかも、そう。
合奏していても、楽曲の最初の方っていうのは、やっぱり繰り返し練習することが多いです。
そこで体感してもらえたら、あとは長い小節をやっても大丈夫、って感じ。
「出だし」を大切にしたいですね。