入り組んだ旋律線2018年12月16日

アルフレッド・リードの『第2組曲』。
その第4楽章のコンデンスド・スコア作りを地道に進めています。

この曲で難しいのは、
旋律線が入り組むことです。

旋律が3声に分かれているとします。
1st.クラリネットが一番上、
2nd.クラリネットが真ん中、
3rd.クラリネットが一番下を、
それぞれ担当しているとします。

その役割がコロコロ変わるのです。

真ん中を担当していた筈の2nd.クラリネットが上に行ったかと思ったら、
一番下にいた3rd.クラリネットが対旋律に回ってみたり。
ところで1st.クラリネットはどこだ?

こういうことは、どんな曲でもよくあることなのですが、
『第2組曲』第4楽章は特に激しいように思います。

譜読みで苦労するのは確かですが、
リハーサルではもっと苦労します。
錯綜する線を聴き分けないといけないので。

結構大変です。

と同時に、やっぱり面白いのですな。