あまりの素晴らしさに驚きました。2019年1月13日

昨年、馴染みの小料理屋で、「ある映画」のプロデューサーさんと知り合いになりました。

実は知り合いになる前から、
その小料理屋で、
「ある映画」のフライヤーや、
制作日誌風に書かれた宣伝用の小冊子を見せてもらったりしていたので、
店で初めてお会いしたとき、
何だか初めて会ったような気がしませんでした。

「ある映画」とは、
『輪違屋糸里 京女たちの幕末』です。
浅田次郎さん原作の「新選組三部作」の一つの映画化です。
映画も時代小説も大好きな私は、
酒を酌み交わしながらプロデューサーさんと話が弾みました。
そして公開を心待ちにしておりました。

プロデューサーさんは、
「映画をご覧になったあと、是非、批判をお聞かせ願いたい。
良かった良かったでは、何の成長にもなりませんから。」
と仰いました。
私としては純粋に楽しみたいのですが、
そうまで仰るなら、
この映画に関しては視点を変えてみましょうか。

ってな訳で、
ちょっと粗探しをするような心持で劇場に入りました。
いつもの映画鑑賞と違って、
何だか落ち着きません。
映画評論家っていうのは、
こういう心構えで観るのでしょうか?

という視点を持っていると、
確かに3つばかし気になる点がありました。
が、そんなの微々たるものです。

『輪違屋糸里』は、恐ろしく出来のいい映画です。
評論家でも何でもないただの映画好きのひとりごとですが、
間違いなくお勧めする一本です。