テンポの柔軟性2019年2月3日

早いもので、もう2月です。
2月1日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 4
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 3
ホルン × 3
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 1
ピアノ × 1
パーカッション × 1

そして私の計21人で合奏を行いました。

この日も『 Bye Bye Violet 』の練習。

楽曲を前半・中間・後半に分けて考えると、
中間部はテンポの速い変拍子区間と捉えることができます。
5/8拍子でスタートする中間部、
テンポ指定は「4分音符=160 」です。
ということは「8分音符=320 」!

木曜の夜に、
500 まで指定できるクラヴィノーヴァのメトロノームで 320 を出し、
タクトを振ってみました。
もちろん、5/8拍子は、
8分音符一つひとつを振るのではなく、
3つなり2つなりをまとめて振るのですが、
いや、難しいのなんの!
2/4拍子や4/4拍子に切り替わるところなど、
混乱しまくります。

昨年の『リヴァーダンス』の高速変拍子も大変でしたが、
『 Bye Bye Violet 』も大変です。

合奏では、
8分音符=144 で稽古を始めて、
200 、そして 240 にアップしていきました。
それでもまだ 80 足りません。
きっちり 320 まで上げるかどうかは、
様子を見つつこれから考えましょう。

タクトを振るのが大変ですが、
楽器を演奏するのはもっと大変です。
大変ですが、トライもしていかなきゃ。

マラソン・ランナーにとって大切なのは、
心肺能力であったり持久力であったりかな、と思います。
が、それだけでなく、スプリント能力も必要だと耳にします。
トラック勝負となったら、
スプリントも強くないと勝てません。

ということで、
マラソン・ランナーもダッシュの練習をすると聞きます。

バッターは、筋力をアップするために、
素振りは重いバットを使う方が良いと考えるかも知れません。
確かに、その効果はあるでしょう。

が、重いバットは速く振ることが出来ません。
重いバットばかり振っていると、
筋肉が遅い動きだけを覚えてしまいます。

ですから軽いバット、あるいは試合で使う重さのバットを振り、
体にスピードを覚えさせる必要もあるのです。

音楽の練習でも、
ゆっくりと基礎を固めることが重要です。
が、テンポ・アップも経験しておかないと、
速い動きを覚えることはできません。

あまり速くし過ぎるのも基礎を壊してしまう危険がありますが、
ゆっくりばかりでは前に進みません。

やはりテンポを上げ下げして、
柔軟性を高めることが大切なんだと思います。