『パルプ・フィクション』を観る2019年2月11日

約10年間続けたけれども、
昨年の1月に店じまいした近所の酒房。
そこで知り合った酒豪の M さんとは、
映画の話でよく盛り上がったものです。

M さんお勧めの映画は、以下の3本。
『ガタカ』
『フィッシャー・キング』
『パルプ・フィクション』

いつかレンタルして観ようと思っているのですが、
映画館にはしょっちゅう足を運ぶくせに、
なぜかツタヤには足が向きません。
すぐ近所にあったツタヤがなくなったせいもあるでしょうが、
やはり映画は映画館で観たいと思うのですな。

TOHO シネマズでやっている『午前10時の映画祭9』で、
2月1日から14日まで『パルプ・フィクション』がかかる、
という情報を仕入れたのは昨年の暮れだったでしょうか。
レンタル屋さんにはホント足が向かないのに、
こうして映画館でのリバイバルがあると分かると、
手帳に書いて鑑賞スケジュールが決まっていくのです。

そんな訳で『パルプ・フィクション』を観に行ってきました。

正直申します。
最初、眠りそうになりました。
仕事の疲れが抜けてないのは確かですが、
やはり眠くなるにはそれなりの理由が。
いやいや、映画が悪いというのではないと思います。
M さんにとって面白くても、
私にとって面白いとは限らない。
向き、不向きの問題だと思うのです。

なんとか眠気をやり過ごし、
映画に集中しているうち、
妙な既視感を覚えたのです。
このシーン、さっき観たぞ、と。
実は、時制がいったりきたりしていて、
いろんな出来事が、
映画が進むにつれて繋がり出すのです。
張り巡らされた伏線が収斂していく感じ。
それが分かると一気に釣り込まれるようになりました。

よくいう「騙されたと思って」って奴ですが、
人に勧められたのをきっかけに行動を起こすのも悪くないもんですな。