楽譜手直しが不安になり2019年3月3日

前回の「ひとりごと」で、
『アニメ・メドレー 翔べ!ガンダム』のトランペット・パート譜の手直しについて書きました。
合奏中には自信があったんですが、
後になって、
「もしかしたらスコアの方が間違ってるんとちゃうやろか?」
と思えてきたんです。
そうだとすると、
トランペットのパート譜を元に戻すだけでは済まず、
他のかなりのパートの、
スコアもパート譜も直さないといけないことになります。

大規模でえらいことになります。

そんな訳で久々に音源に頼ることにしました。

2004年のニュー・サウンズ・イン・ブラス( NSB )に収録されているので、
CD を引っ張り出してきて聴いたところ、
トランペットのパート譜の間違いであることが確定しました。

いやはや、ホッとしました。

ところで、
NSB の録音スタジオでは、
どのような楽譜手直し作業が行われたのでしょうか?

合わせてみて、
立ち会っている編曲者が訂正したのでしょうか?
あるいは指揮者が指摘したのでしょうか?
はたまた違和感を覚えたトランペット奏者がアピールしたのでしょうか?

もしかすると録音で使われたのは出版譜とは全く違う楽譜だったかも知れません。
録音のギリギリまで編曲作業が行われていて、
スタジオで実際に音出ししながら楽譜の手直しが行われたのかも知れません。
最終的な出版譜に落とし込む段階で、
手直しした筈の箇所の楽譜修正が漏れたのかも。

いずれにせよ、
何らかの「ズレ」があったのでしょう。

楽譜の成立過程を想像してみるのは楽しくもありますが、
毎度毎度の手直し、
なかなかの負担でもあります。