やってきたことが実を結びつつあるのかもしれない。2019年5月18日

5月17日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 4
アルト・サックス × 2
トランペット × 4(エキストラ1含む)
ホルン × 5(全員集合!)
トロンボーン × 1
ユーフォニアム × 3(全員集合!)
パーカッション × 2

そして私の計27人で合奏しました。

若い頃から、
帰ることが出来るときは帰る。
上司が残っていようがいまいが気にしない。
そんなスタイルできた私ですが、
歳をとった今では、
部下が残っていると帰りにくくなりました。
明らかに仕事を抱えているのが分かっています。
私が帰った直後にやっぱり帰ってしまうというような仕事の質ではないので。
「どうぞ帰ってください」とよく言われるのですが、
するといよいよ帰りづらい。

そんなこんなでまたもやスタジオ入りが20時をまわってしまいました。
やはり週末はやりきっておかないと、
あるいは見届けておかないといけない仕事が多いのです。

合奏は結局『バイバイ・ヴァイオレット』を2回さらうような形となりました。
あれだけ苦労してきた『バイバイ・ヴァイオレット』が、
わずかな時間の中で2回も出来るようになったと考えると、
感慨深いものがあります。

アドリブ、またはアドリブに近いようなソロを除いて、
一人で演奏するのではなく、
出来るだけ複数人で演奏してもらっています。
欠落している楽器の音を補うために書いてある小さな音符も、
楽器が欠落していなくても演奏するようにしてもらっています。

こうして「弾きしろ」を増やすことで、
合奏への参加意識を高めたいと思ってきました。
そもそもが週に一回の短い時間しか合わせる機会のないアマチュア一般楽団です。
少しでも演奏している時間を増やした方がトレーニングにもなります。
休符が長く続いても音楽に参加していることに変わりありませんが、
出来ることなら音符を弾くことで関わってもらいたい。

昨日はコンマスがお休みでした。
『バイバイ・ヴァイオレット』には、
ファースト・クラリネットに重要なソロがあります。
アドリブではありませんが、
かなりアドリブ的なソロなので、
他のファースト・クラリネット担当に被せてくれとはお願いしていません。
が、Y さんは積極的に弾いてくれました。

ソロを複数人で演奏するかしないかにかかわらず、
ソリストが急な何かで出演できなくなることだってあり得るので、
常にバックアップ態勢はとっておいてくださいね、
というのは伝えています。
伝えてはいますが、
このソロはかなり演奏困難な音型です。
コンマス以外はやらないという判断を奏者自身がすれば、
私としても演奏を強要しないほうがいいかもしれないなと思っている、
それくらい難しいソロです。

Y さんにしたら、
「目の前に楽譜はあるし、
コンマスがいないなら代わりに弾くのは当たり前ですよ」
という気持ちだったかも知れません。
が、私自身は上記のような気持ちでもいたので、
何も言わずにスッと弾いてくれたのが有難かったのです。
それも、かなりしっかりした音で。

「弾きしろ」を増やす効果が表れているのでしょうか。
だとしたら嬉しい限りです。