マックス・リヒター2019年7月16日

マックス・リヒター。
ヨハン・ヨハンソンと並び立つ、
ポスト・クラシカルの巨星。

知ったようなことを書いてますが、
実は覚えたての人物です。

ヨハン・ヨハンソンの映画音楽はこれまでもよく聴いていました。
私の尊敬する音楽家の一人です。

マックス・リヒターの映画音楽はというと、
その名前を意識していなかっただけで、
実はこちらも多く聴いていました。

そのうちの一つ、
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』サウンドトラック。
また、オリジナル・アルバムの、
『フロム・スリープ』
『インフラ』
『ソングズ・フロム・ビフォー』
以上4種類が梅田のタワレコで売られていた(コーナーが作られていた!)ので、
買って聴きました。

が、肝腎の『ブルー・ノートブック』が売り切れ。
「これがいいのよ!」と教えてもらったのが『ブルー・ノートブック』なので、
これを聴きませんと!

取り寄せてもらい、早速、
仕事しながら(殆ど仕事の手を止めて)聴きました。

マックス・リヒターの音楽、
難しいと思われるかもしれませんが、
さにあらず。
とても耳馴染みのよい楽曲ばかりです。

(『フロム・スリープ』なんて、
眠りながら聴くことを意図して作曲されたそうです)

『ブルー・ノートブック』に収録されている『オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』は、
ヨハン・ヨハンソンが音楽を担当した映画『メッセージ』のオープニングとラストで使われたそうです。
マックス・リヒターの楽曲が、
ヨハン・ヨハンソンの楽曲をサンドイッチしていたことになるのでしょうか。

ライナーノートを読むまで知りませんでしたが、
物悲しげな『オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト』を聴いていると、
時の回廊を巡るような『メッセージ』の世界が蘇ってくるような気がします。

私に大いなる幸福感をもたらしてくれた時間と空間までも蘇ってくるようです。