夏の甲子園、ベスト・ゲーム2019年8月24日

と言えばやはり、
3回戦の「星稜 vs 智弁和歌山」ではないでしょうか。

延長タイブレークに突入しているのに、
両者譲らず、
1点も入らないイニングが続くのが凄い。

ノーアウト1、2塁。
送りバント。
両投手ともナイス・フィールディングで3塁フォース・アウト。
これが何度も繰り返されるのです。

最終的には後攻めの星稜にスリーラン・ホームランが飛び出し、
星稜のサヨナラ勝ちで決着するのですが、
いつまでも見続けていたい、
そんな試合でした。

試合終了と同時に、
勝った星稜の選手からも、
敗れた智弁和歌山の選手からも、
緊張の糸が切れたかのように噴き出す涙。
テレビで観ているだけの私も感極まりました。

智弁和歌山の投手が、
負けはしたけれども楽しかった、
インタビューでそんなニュアンスのことを言っていたと思います。

ゾーンに入っていたのでしょうね。

野球と音楽ではまるで違うかもしれませんが、
無の境地で、
無我夢中で演奏すること、
ありますわな。

きっと似た感覚なのではないかと思います。