新譜が配られる2019年8月27日

今年の秋はフルバンドでの出演が既に2つ予定されているので、
せせらぎコンサート終了後に暇で困るということがありません。
むしろ忙しい。

初めて演奏する楽曲はもちろん、
今年のせせらぎコンサートで演奏した楽曲の再演もあるし、
かつて演奏した楽曲の再演もあります。

その中の一曲が『 Stand Alone 』。
数年前に NHK で放送された『坂の上の雲』のテーマ音楽です。

久石譲さんの書いた管弦楽曲を、
長生淳さんが吹奏楽にアレンジしたもの。

原曲が素晴らしいのに加え、
編曲が素晴らしく、
スコアを読んで音を思い浮かべるだけで気持ちイイのです。

さて、この度、来年の演奏会に向けて新譜が配られました。
『トリトン・デュアリティ』。
長生淳さんの作曲です。

遂に長生淳さんのオリジナル曲を演奏することになりました!!!

と言っても、
実は長生淳さんのことをよく知っている訳ではありません。
ただ、『英雄の時代』を生で聴いたことがあるのです。

『英雄の時代』というのは、
長生淳さんの書いたサクソフォンと吹奏楽のためのコンチェルト。
須川展也さんのソロ、
東京佼成ウインドオーケストラの演奏で、
おそらく世界初演を聴いています。

これが圧倒的な楽曲であり、
圧倒的な演奏だったのです。

私の中に「長生淳」という名前が強烈な印象と共に記憶されたのでした。

そして『 Stand Alone 』。
国難に立ち向かった人々の群像劇に、
「凛とした」佇まいで寄り添った久石譲さんの原曲を、
見事な編曲で吹奏楽にしたのも長生淳さん。

さらに『トリトン・デュアリティ』。
秋の夜長の譜読みが楽しみです。