『パリのアメリカ人』2020年5月11日

このところ大量の空き時間があるので、
CD をよく聴いています。

と言っても構えて聴くのではなく、
筋トレやストレッチしながら聴くばっかりですが …

その日その日で好きな CD をチョイスしてもいいのですが、
作曲家の生年順に並べてあるのを順番に聴いています。

ラヴェルの CD を聴ききるには何日もかかりました。
ラヴェルが好きなので、
いろんなオーケストラや指揮者で何枚も買ったのは確かですが、
それ以上に、
アンセルメ&スイス・ロマンド管盤が多いのです。
というのは、
楽曲のカップリングを変えて販売されるたびに、
アンセルメ&スイス・ロマンド管のラヴェルを買いまくったからです。
なので、CD は別なんだけれど、
何度も何度もスイス・ロマンドの同じ演奏を聴くことになりました。

嫌な訳じゃないんですが …

そうかと思うと、
ストラヴィンスキーのゾーンはあっという間に通過してしまいました。
いっぱい買ったような気がしていたのですが、
意外と持っていない。

中学時代に、
その後通うことになる高校の演奏で『春の祭典』を聴いて衝撃を受け、
小澤征爾&ボストン響の『春の祭典』のレコードを聴きまくりましたが、
CD は買っていなかったのです。

JEUGIA やタワレコが営業を再開したら、
買って聴きたいと思います。

最近はガーシュイン特集と化しています。
30代の頃、
訳あって大量に買い込んだのです。

これまた何度も『パリのアメリカ人』を聴いています。
オーケストラは様々です。

ガーシュインの初期の管弦楽作品のオーケストレーションは、
グローフェがしていたんじゃなかったかな。

「このままではいかん!」
とガーシュインが言ったかどうかは知りませんが、
管弦楽の魔術師と言われたラヴェルに教えを乞うため、
ガーシュインはパリへ渡りました。

しかし、ラヴェル先生は、
「君なら出来る!」
と言ったかどうか知りませんが、
何も教えてくれなかった。

そしてガーシュインが、
オーケストレーションまで含めて全て自分自身で書いた初めての楽曲が、
『パリのアメリカ人』なのです。

ちゃんと調べながら書いている訳ではありませんので、
細かな間違いはご容赦ください。
大筋はこれで合っている筈です。

『パリのアメリカ人』にも中学時代に出会いました。
岩井直溥先生の編曲されたニュー・サウンズ・イン・ブラス版です。
聴くだけでなく、この版を演奏もしました。

管弦楽版を聴いたのはその後で、
『春の祭典』とはまた違うけれども、
これまたレコードが擦り切れるほど聴いたものです。

せせらぎでも、
原典を忠実に吹奏楽アレンジした楽譜を演奏したことがあります。

また演奏してみたいなと思える、
素敵な曲です。