天外者2020年12月26日

いつもの年なら最終練習日となる筈の12月25日(金)。
私からの申し出もあって「練習なし」となりました。
例年、仕事が忙しすぎてスタジオ入りがままならないからですが、
今年はコロナ禍もあって年内最終金曜日までスタジオを借りることはなかろうと思ったのです。

もちろん私の一存で決めた訳ではなく、
オンライン役員会で決議した事項でした。
私としては、
コロナうんぬんに関係なく、
今年のスケジュール感が年末のあるべき姿ではないかと思うのですが、
皆さん、いかがでしょうか?

さてさて、
12月25日(金)の私の勤務状況はというと、
予想通りの超多忙。
仮に練習日と設定されていたとしても、
私は参加出来ませんでした。

明けて12月26日(土)。
仕事を納めた解放感からか、
寝坊してしまいました。
と言っても7時には起きているのですが。
(普段は4時か5時くらいに起きてしまいます)

映画館のホームページを調べたら何とか間に合うことが分かったので、
何としても観たかった『天外者(てんがらもん)』を観に行きました。
亡き三浦春馬さんが五代友厚を演じた映画です。

日本・トルコ合作の『海難1890』でもメガホンを執った田中光敏監督の作品。
実にガッチリした、真面目な映画でした。
三浦春馬さんの人柄も滲みだしているのでしょうか。

時代の先を行き過ぎたせいからか、
生前は敵が多かった五代友厚。
映画のラストでは、
彼の葬儀に人が集まり過ぎて、
大阪が機能停止に陥ったとのテロップが流れます。

もしかして、
三浦春馬君も速く走り過ぎたのでは?
私にはそんな思いがよぎりました。

すすり泣く女性の声を多く耳にしました。
ファンの方々の悲痛な叫びなのでしょう。
私もいたたまれない気持ちになりました。

三浦春馬さんもそうですが、
芦名星さんの自死など、
ご活躍されている俳優さんが自ら命を絶ってお亡くなりになるニュースに接することの多い一年でした。
何があったのか分かりません。
理由は一様ではないと思います。
が、共通する何かがあるような気がするのです。
その何かが分からぬまま、
一年を終えようとしています。