2023年12月

リピート2023年12月31日

大掃除を諦めて、
大晦日もやっぱり映画にしました。

観たのはジュリエット・ビノシュ主演『ポトフ 美食家と料理人』。
このところ席にあまり空きがない状況でしたが、
大晦日だからでしょう、
割と空いていました。

なるほど、の出来栄え。
今年の締め括りにふさわしい作品でした。

今年の本数はこれで188本になりました。
二日に一本以上のペース。
自分でもどうやって時間を捻出しているのか不思議です。

年末恒例のマイ・ベスト選出ですが、
『パリタクシー』にします。
リピートしてしまいました。

できるだけリピートしないで次々と新しいのを観たい方ですが、
『パリタクシー』は結末が分かっててもやっぱり観たい、
そんな作品でした。

他にリピートした作品を挙げると、
『裸足になって』
『バーナデット ママは行方不明』
でした。

また、
昨年から今年にかけて、
『月の満ち欠け』
をリピートしました。

リピートしたくなる作品には、
やはりそれだけの魅力があると思います。

私たちせせらぎも、
何度も聴きたくなる演奏を目指したいものです。
(無理やり繋げた!)

※※※

2023年ももうすぐ暮れようとしています。
本年もどうもありがとうございました。

2024年もよろしくお願いいたします。

よいお年を。

大掃除2023年12月30日

年末と言えば大掃除。
が、押し詰まってからの掃除は大変だし、
年末は寒いので、
秋のうちにやってしまおうと毎年思い、
結局年末になってしまいます。

今もちらっと視線を横に向けると、
埃が積もっているのが見えます。

よく、
「見なかったことにする」とか、
「そもそも見ない」とかいう言葉を聞きますが、
よ~く分かります。

このところ昼間は暖かいので、
掃除チャンスなのですが、
何だか腰が上がりません。

あと二日、
どうしようかと思い悩んでいます。

案ずるより産むがやすし2023年12月29日

職場の役職に「デスク」というのがあります。
部長を補佐する役割で、
勤務シフトを決めたり、
部員に指示を与えたり、
もちろん自ら先頭に立って作業する、
言わば現場のチーフといった感じです。

新聞社のデスクなんかがその代表例だと思いますが、
結構いろんな職種でデスクはあるんじゃないかと思います。
呼び方は違うかも知れませんが。

役職上の「デスク」とは違い、
私の部署には「日勤デスク」というのもあります。
これは勤務シフトの一つで、
その日一日の部署内の取り仕切りをする業務です。
さすがに部長が日勤デスクをすることはありませんが、
デスク以下は誰でも日勤デスクに就く可能性があります。

私は2015年から約3年間、
デスクを務めました。
そして自らに日勤デスクを課すようにしていました。
デスク=日勤デスクであるべきだと考えたからです。

今はもうデスクではありません。
作業員の一人として、
デスクの指示のもと業務に当たる毎日です。

そして現在のデスクは、
デスクが何もかも背負い込むことはないという考え方のようで、
日勤デスクはいろんな人に回すようになっています。

今年の年末の二日間、
デスクから、
日勤デスクをやるように頼まれました。
インフルエンザだかコロナだか分かりませんが、
高熱が出た人がいて、
どうしても人繰りが厳しくなったからです。

約5年ぶりです。

日勤デスクの仕事、
コロナ禍を経て大きく変わりました。
それは、
テレワーク組と出社組とを繋ぐこと。
パソコンのテレビ会議で遣り取りしないといけません。

私はパソコンに向かってしゃぺったり話を聴いたりするのが苦手で、
日勤デスクに就くのを避けてきました。

平常時ならテレビ会議は必須で、
精神的にしんどくなったかも知れません。

が、
今回は年末で仕事量が多いからか、
いつもより出社組の人数も多く、
その人たちがテレワーク組との繋ぎをやってくれたおかげで、
パソコン会話をせずに済みました。

これさえ避けることができれば、
日勤デスクの仕事、
何とかなりました。
忙し過ぎはしましたが、
何が何だかってことにはならずに済みました。

かなり緊張して久しぶりの業務に臨みましたが、
いろいろ心配するよりも、
とにかくやってみるもんだなぁと思いました。

お料理教室3年生へ2023年12月28日

お料理教室に通い始めたのは2022年の1月。
およそ2年間通ったことになります。

きっかけはいろいろあるのですが、
その一つが社の先輩のアドヴァイスでした。

入社1年目。
先輩方とお昼を食べに行ったときのこと。
2期上のNさんが、
「仕事もそやし、
指揮活動もそう。
創造的な仕事するんやったら、
お料理できるようになったら絶対ええよ。
きっと役に立つから」
と言われたのです。

Nさんは下宿生活が長く、
テキパキとお料理されるお方。
説得力のある金言でした。

以来、
ず~っと「どげんかせんといかん」と思い続け、
約30年経ってようやく重い腰を上げた、
っていう感じです。

包丁を握ったのは小学校の家庭科以来の私ですが、
2年も習うとちっとはマシになるものです。
レシピを見ながらじゃないとまだまだ怪しいですが、
レパートリーも増えました。

指揮活動との繋がりで感じることが一つだけあります。

お料理教室に通い始めた頃は、
切り物でも、
大さじ小さじで量るときでも、
キッチリ言われた通りじゃないとダメだと思い込んでいました。

そうして作れば確かに美味しいのですが、
ちょっと形が違っていようが、
ちょっと計量が違っていようが、
それはそれなりに美味しかったりするのです。

また最近は、
二度目・三度目の献立に巡り会うことも増えてきましたので、
完成形を先に思い浮かべることもできるようになり、
逆算で作業できることも。

そうすると、
厳密すぎなくてもいいように思えてきたのです。

もしかすると、
指揮するうえでも似ているかも知れません。
微に入り細に入りし過ぎて合奏のダイナミズムが失われるよりは、
少し雑でも勢いのある合奏にした方が効果が上がること、
よくありますから。

もちろん、
いい加減にならないように気をつけないとですが。

とにかく、
まだまだ習い続けたいと思います。
3年目に突入します。

仕事納め2023年12月27日

私は昨日(12月26日)で仕事納めでした。

次から次に襲い掛かる
・メール
・チャット
・電話
・質問や問合せ(対面での)

さらには年末ということでご挨拶に来てくださる方々もおられます。

ほんの数秒前にしていた仕事を忘れてしまうという忙しさが、
夜の10時まで続きました。

ハードな毎日が続きましたが、
やり切った感もあります。
京都に帰り着いたのは日付が変わるチョイ前でしたが、
駅から自宅まで歩いて帰りました。
そうしたい気分でした。

ただ、
テンションが高くなりすぎたせいか、
くたくたの筈なのにあまり眠れませんでした。

※※※

私と同じように仕事を納めた方もおられれば、
まだまだ続くという方もおられることと思います。

皆さん、お疲れ様です。
(ビールのコマーシャル風に書こうかと思いましたが、
滑りそうなのでやめておきます)

今日に至るまでホントに余裕がありませんでしたが、
少しホッコリしました。
あと何稿か書かせていただくつもりです。

年内最終練習日2023年12月23日

昨日12月22日は出社日で、
仕事が終わらず急きょ練習をお休みさせてもらいました。

今回も、
テューバ奏者で副指揮者のKさんにおんぶにだっことなってしまいました。

例年、
このタイミングの金曜日は、
私自身の練習参加率が最も低い日です。

忙しすぎるせいですが、
ここ数年、
忙しさを倍加させているのがテレワークだと思います。

テレワークしていると、
社の様子が掴みづらくなるのは否めません。
他の人の仕事の進み具合が分からず待たざるを得ない、
ってことが多々あります。

出社組は、
テレワークの補助をさせられることも多く、
ただでさえ忙しいのに首が回らない状況が酷くなります。

昨日は出社組として、
八面六臂の大活躍をしてもなお足りない、
って感じでした。

このような状況でテレワークしている場合でしょうか?

※※※

テレビでニュースを聴いていると、
「この中で」という言い回しがちょくちょく出てきます。
私はこれが「コロナ禍で」に聞こえてしまうのです。

年末の忙しさはコロナ禍の残滓みたいに感じられてなりません。

整理整頓2023年12月17日

大掃除について書きましたが、
学生時代の私はろくに片付けもしませんでした。
高校生の頃は特に酷くて、
勉強机の上は散らかりっぱなし。
勉強なんて殆どした記憶がありません。

当然のように浪人生活に突入です。

受験勉強のため、
まず私が何から手を付けたか?
書き出しからいって机の掃除だと思われたかも知れませんが、
さにあらず。

私がしたのはとにかく机の前に座ることでした。
散らかっていようが何だろうが、
とにかく何の科目からでもいいから勉強してみること。
頭の中が空っぽなので、
英単語でも歴史の年号でも何でもいいから、
とにかく頭に入れること。
順番なんかどうでもよかったのです。

それから数カ月経ちました。
勉強したことが頭の中でリンクし始めた頃だったと思いますが、
散らかった机で勉強していると頭の中もとっ散らかったままだと思えてきたのです。

整理整頓に着手したのはその頃だったと思います。

※※※

社会人となってすぐの頃、
社の私のデスクはかなり散らかっていました。

何よりも仕事のことを覚えるために記入するノートがぐちゃぐちゃでした。
整理して書く余裕なんてなかったからです。

浪人時代と同じで、
ある程度知識が溜まってきたら、
散らかった状態で仕事する方が効率が悪くなってきたので、
片付けるようになりました。

あと数年で定年退職するところまで来ましたが、
社の私のデスクはスッキリしています。
机上にあるのは、
・パソコンに接続するサブモニター
・ペン立て
・蓋付きのマグカップ
以上。
パソコンは仕事の前に引き出しから出します。

紙の資料は全て引き出しに仕舞いました。
ちょくちょく見ないといけない資料はPDF化したので、
引き出しから引っ張り出す資料は殆どありません。

40年で大きく変化したなぁ~と思います。

大掃除2023年12月16日

12月15日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 7
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 4
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 2(ピアノ持替)
テューバ × 1
パーカッション × 2

そして私の計32人で合奏しました。
見学の方も含みます。

仕事に追い込まれる師走。
「果たしてスタジオに辿り着けるか?」
と思っていましたが、
18時過ぎにキリをつけることができました。
スタジオ入りは3番目。
まあまあの感じでした。

さて、
この時期に「どげんかせんといかん」と急かされる気持ちになるのが、
大掃除。

毎年毎年、
「穏やかな秋のうちから少しずつ掃除しよう」
と思うのですが、
結局12月まで手付かずのままになってしまいます。

もちろん今年もそうです。

あちこちに埃が積もっているのは分かっているのですが、
見て見ぬふり。

会社の仕事も溜りに溜まっていますが、
楽団の仕事もしかりで、
未だ読み始めてさえいない新譜スコアが何冊も。

大掃除は、
やはり、
仕事納めのあと、
年内最終合奏のあと、
となりそうです。

リバイバル2023年12月11日

デジタルリマスターだとか、
4Kレストアとかのおかげで、
昨今は映画のリバイバルが増えている気がします。

そこで、今年観たリバイバル作品をストアップ

『戦場のメリークリスマス』
『フィッシャー・キング』
『ムーンライズ・キングダム』
『ワン・デイ 23年のラブストーリー』
『氷の微笑』
『我が人生最悪の時』(私立探偵濱マイク・シリーズ)
『地球防衛軍』
『遥かな時代の階段を』(私立探偵濱マイク・シリーズ)
『ミツバチのささやき』
『アメリ』
『戦場のピアニスト』

『ムーンライズ・キングダム』は数年前に建て替え前の京都みなみ会館で観たことがあります。
(建て替え後の京都みなみ会館は先日、閉館となってしまいました)

『戦メリ』を映画館で観たのは初めてでした。
テレビでは何度も観たことがあるのですが。

『私立探偵濱マイク・シリーズ』は、
いつかは観てみたいと思っていた作品。
主演は若き永瀬正敏さんだし、
監督は京都出身の林海象さんだし。

ただ、第3作の『罠』を見逃したのが残念。

素敵な映画だとの噂だけ知っていながら観たことのなかった『アメリ』。
人のためにはイタズラ心のおせっかいがピタッとはまるアメリが、
自分のことになると策に溺れて失敗しまくるアメリ。
若き日のオドレイ・トトゥをキュートと呼ばざるして、
何がキュートと言えるでしょうか。

『戦場のピアニスト』はいつか必ず観なければならない作品だと思っていました。
意を決して観に行きました。
大変重たい映画でしたが、観てよかったと思います。

途中下車の旅2023年12月10日

私が勝手に第二の故郷としている鳥取。
その行き帰りにとっても便利なのが特急スーパーはくと。
京都⇔鳥取がほぼピッタリ3時間。
程よい鉄旅です。

その途中、平福は今年9月に散策しました。

他にも気になっているところが幾つかあり、
その一つが若桜(わかさ)。
スーパーはくとが鳥取に着く一つ手前の郡家(こうげ)で若桜鉄道に乗り換え、
終点が若桜。

『鶴瓶の家族に乾杯』でも何か月か前に若桜訪問の回が放送されて、
行きたい気持ちがますます強くなっていました。

超多忙な日々が続く12月を前にした11月末、
英気を養うため鳥取へ里帰り(?)する途次、
若桜に立ち寄りました。

これは若桜駅で撮った若桜鉄道の車輛。
手前のが昭和号で、帰路に乗った車輛。
奥に写っているのが八頭(やず)号で、行きに乗りました。

昭和号の車内。
お洒落です。

若桜駅で買った、若桜⇒鳥取の切符。
今や珍しい硬券です。
鳥取駅の改札を出る際、
乗車記念に貰いました。

若桜街道とよばれる大通りから一本入ったところには、
こんな素敵な道が通っていました。

鶴瓶さんみたいに人に声をかけながら歩いた訳ではありませんが、
楽しい散策を味わいました。

※※※

鳥取でも未だ行ったことのない場所があり、
その一つが仁風閣(じんぷうかく)。
鳥取城跡に建てられた明治の洋館です。

鳥取城跡には何度か足を運んでいますが、
その度に休館日で、
一度も中に入ったことがありませんでした。

ようやく、休館日でないときに訪ねることができました。

『青天を衝け』の渋沢栄一の邸宅のような感じでした。
もしかしてロケで使われた?
と思ってネットを調べたら、
映画『るろうに剣心』でロケ撮影されたとのこと。
そっちでしたか。