2008年12月

無題2008年12月25日

 娘は午前中に女子の部を観にいったので、私も昼から男子の部を観にいくことにしました。
 玄関を出ると、パラパラ降ってきました。これはかなんな、と思いましたが、駅伝を走る高校生はもっと大変でしょう。ザザ降りではないんやから、長い傘持って歩こうと決めました。
 ちょうど男子の部がスタートする頃に家を出ましたので、京都御苑の南側、烏丸丸太町付近で高校生ランナーを観ることができる筈です。
 沿道で応援する人たち、沢山います。多くの人がワンセグで、現在どの辺りを走っているのか確かめておられるんですね。世の中、進んでるんですな。
 いよいよ先頭集団がやって来ました。仙台育英高校とあと2校(どこか分かりませんでした)、合計3校が激しいデッドヒートを演じています。凄い迫力!
 これまで西京極の野球場には何度か足を運んだことがありますが、陸上競技場には中学以来行っていません。ここはひとつナマのゴールシーンを観てみようと思い立ちました。
 行ってみて分かったことですが、各校の吹奏楽が凄い。何が凄いって、数が多いのです。ざっと20団体はいらっしゃったと思います。
 それぞれが一斉に全く違う曲を演奏するんです。お互い何の関係もなしに。これって、本当に応援なのですか?
 長野の佐久長聖高校が2時間2分台の素晴らしい記録で優勝されました。おめでとうございます。アンカーの選手、ゴールテープを切るまで全然スピードが落ちません。いや、むしろスピードアップしているように見えます。とても気合いが入っているのが分かりました。
 阪神バカ(そして隠れオリックス・ファン)なのでちょくちょく甲子園や京セラドームに足を運びますが、たまには違うスポーツをナマで観戦するのもいいもんだと思いました。
 機会があれば、白馬か大倉山でワールドカップジャンプを観てみたいものです。

 さて前回、間違って『三本木農業高校、武術部』と書いてしまいましたが、正しくは『三本木農業高校、馬術部』です。申し訳ありませんでした。

無題2008年12月8日

12/5(金)、『ふるさと』2回目の合奏です。
 前回の合奏は、うまく進めることができませんでした。今回はリベンジです。
 この曲の難しさは、木管やグロッケンシュピールの細かな音符の再現にあると言えます。
 編曲者の樽屋雅徳さんの作品、これまでに『銀河鉄道999』『マゼランの未知なる大陸への挑戦』を採り上げたことがありますが、やはり木管と鍵盤の細かな音符に苦労したものです。

 基準音符=8分音符=72のテンポ設定で練習することにしました。イン・テンポは4分音符=72の指定ですので、倍の遅さでの稽古です。指揮者はメトロノーム。『ベルキス』第2楽章と同じさらい方です。
 で、なんとか縦の線を中心に合わすことができました。
 ところで、この練習方法、実はアインザッツだけでない効果があるのです。つまり、細かい音符をさらうためだけにやっているのではないのです。それは果たして…?

無題2008年12月2日

『ベルキス』はやはり大変です。運指がやっかいだったり、音程がややこしかったり、ハイ・ノートに苦しんだりするのは当然なのですが、最大の難点は楽器による出番のバラツキが大きいこと。
 それは、どんな曲に取り組む時でも覚悟しなければならないことではあります。1曲まるまる降り番だったり、ある楽章はタチェットだったりは、打楽器奏者にとっては日常茶飯事。
 とはいえ、管楽器奏者はそれに慣れていません。特に吹奏楽では。せせらぎではなおさらです。
 仕事を持ちながらの社会人アマチュア吹奏楽団の練習の主体は「合奏」ですが、11/30(日)は午前中に「木管分奏」をして、昼から「合奏」すること しました。木管の難所を午前中に頑張ってトレーニングし、午後の合奏で金管・打楽器の待ちを少なくしようという目論見です。

 『ベルキス』の第2楽章『暁のベルキスの踊り』をメイン・ターゲットに据えました。午前の「木管分奏」スタートです。
 この楽章のアタマは4/8+5/8拍子、4分音符=84の指定。
 8分音符が1小節に9つありますが、今日は8分音符を1拍として捉え、8分音符=84に設定しました。つまり指定されたテンポの倍の遅さでの練習です。3/4拍子になっても4/4拍子になっても8分音符を1拍として数えるのは変えない方法で、例えば3/4拍子なら6カウントで1小節になる訳です。
 また、本来ならテンポの変化があるところを、一切無視して同一テンポで進めました。指揮者はメトロノームです。
 本日の参加メンバー、実によく準備してきましたね。よく伝わってきました。それでも、アーティキュレーション統一作業などの演奏法打合せや、楽譜の修正なんかでみっちり2時間かかりました。
 きつかったろうと思います。しかし、実り多い稽古になった筈です。

 昼からの「合奏」もメトロノームに合わせました。8分音符を基準とするのもテンポも午前と同じです。
 出る場所を間違えたり、違う音を出してしまったり、人数が増えただけその可能性も高まります。せっかくじっくり練習できる日曜日ですから、そこは要チェックです(金曜日だと、間違いを見つけても、時間に追われて仕方なく流してしまうこと、アドバイスを言うのをやめること、正直言って多々あります)。気が付くと1時間半くらいやってしまったでしょうか。
 待ちを減らすこと、結局できませんでした。長いスタンバイ状態の人が、寝てしまったか、それとも緊張状態を維持してはったか、私には気付く余裕が全くありませんでした。完全に『ベルキス』にのめり込んでいました。
 私は、こういう待ちの多い合奏になると、これまで「早いこと何とかせんといかん」と内心焦ることが多かったのですが、待ってくれた方には申し訳ないけれども、今日は開き直りました。焦っても仕方ないし、だいたい物作りの現場にはよくあることだと。映画の撮影現場よりよっぽどマシだろうと思います。
 とはいうものの、時間は限られていますから、これからも効率的な練習のあり方を模索していきたいと思います。
 今考えているのは、金曜日に『暁のベルキスの踊り』を合奏するのはよした方がいいだろうということです。個人練習を積んでいただき、日曜日に分奏・合
奏し、極力ミスが減った状態にならないと金曜日には持って来れないと思います。指揮者はしょっちゅう体を動かしているので何とかなりますが、私がもし奏者だったら、“暁”ではなく“夜更け”になるでしょう。

無題2008年12月1日

11/28(金)は『ジャパグラ13~スポーツは青春ダァー』『鉄腕アトム』
『ディスコ・キッド』の合奏を行いました。
 ほとんどの時間を『ジャパグラ』に使いました。通して、小返しして、また通して。3回さらった訳です。『アトム』と『ディスコ・キッド』は1回ずつ通し
ただけ。
 そろそろ曲も出揃ってきたし、これからは「まずは曲を捉える」初見状態から、「人前での本番を想定した」習熟状態に向かうべきかと思います。
 となると、通し・小返し・通しくらいのペースでじっくり練習する曲(A)があって、その後で次週じっくりやる予定の曲(B)をさらっと1回通す(あまり
追求せずにとにかく楽しむ)、というような練習構成がいいのかな、と思います。
なにせ金曜日の合奏は時間がタイトです。
 他のアイディアがあったらお寄せください。とにかく金曜日の練習構成はずっと悩みの種です。

 短い曲を並べるのなら3~4曲あってもいいのですが、『ジャパグラ』のようなヘビーな一品がある日は、2曲だけにするのが良さそうです。ということで、この日は『ディスコ・キッド』が多かったかな。
 そう、『ディスコ・キッド』は割と合奏回数を積んできているので、ここで無理して突っ込むことはなかったのですが、先週の役員会でM先輩が「昔のリベンジ!」と言ってやたらやりたそうにしていたので、突っ込んだ訳です。だから先輩、楽譜を忘れないでネ。

 さて、話題に上ることの多い『ジャパグラ13~スポーツは青春ダァー』。
「ゆけゆけ飛雄馬(巨人の星)」~「エースをねらえ」~「あしたのジョー」~「炎のファイターINOKI BOM-BA-YE」~「タッチ」の5曲から成るメドレーです。若い実行委員さんが選んだと聞いていますが、私のようなおじさんが狂喜しそうな曲、本当にやっていいんですか、という感じ。僕はこの曲の
合奏がとにかく楽しいです。
 といいつつ、実は深い思い入れがあるのは「タッチ」だけで、他の4曲にはあまり馴染みがありません(どうやら私以外のおじさんは逆のようです)。
 「タッチ」は私の大学時代に大流行しました。確か週刊少年サンデーに連載されていた筈で、誰かが買ってきた最新刊を教室や食堂でまわし読みしたのを懐かしく思い出します。
 アニメ・シリーズも毎週かじりつくように観ましたな。明青学園VS須見工の甲子園出場をかけた決勝戦、上杉達也が新田明男を渾身のストレートで三振にきってとるシーン、と書くだけで鼻の奥がツーンとしてきますな。
 数年前には、長澤まさみさんが浅倉南ちゃんを演じた映画『タッチ』も観ましたな。京都にまだ東宝系のシネコンがなかった頃で、私が東宝公楽で観た最後の映画になったと記憶しています(なお、東宝公楽は現在も営業中)。
 ちなみに、スカラ座で最後に観たのは大好きなミムラさんが出演した『この胸
いっぱいの愛を』でした(スカラ座は既になく、minaというおしゃれなビルに建て変わっています)。
 京極東宝で最後に観たのは『クレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦』だったと思います。この映画、そのまんまではないのですが、なんと実写映画化されるそうです。映画『クレヨンしんちゃん』シリーズをご覧になった方は分かると思いますが、大人が泣けます。こう書いているだけで涙が滲んできました。