無題2009年1月18日
1/16(金)の合奏では、『ベルキス』の4楽章のうちからどれか一つの楽章を取り出すのではなく、第1楽章のラストと第4楽章のラストを抜き出しました。
ほぼ同じ進行だからです。
楽曲というのは、ある音型を繰り返すことが多いです。きっと、時間の芸術である音楽にとり、印象づけるのに不可欠な要素なのでしょう。
私はスコアを読む際、Aの箇所とBの箇所は全く同じ、Aの箇所とCの箇所はほぼ同じだけど少しだけデフォルメされている、というようなことを読み解くようにしています。音楽の構造を理解するのに役立つからです。
プレーヤーの皆さんも譜読みされる際、上記のように読み解いておくと、個人練習が楽になります。Aをさらっておけば、Bはさらう必要がないからです。逆にCは、Aとどう違うのか意識してさらっておくと効果的です。
そして合奏でA→B→Cと通せば本番想定の稽古ができちゃいます。
この日は久しぶりに『アレックス教授の冒険物語』も合奏しました。まず通し、それから前半部を小返ししました。ここで時間切れ終了。
合奏後にペットの横関さんが「やっぱり久しぶりにやるアレックスはひどかったですね」と話しておられました。でも、全体の流れは把握できているなというのが私の印象でした。
確かに細部が荒削りなのは否めません。その辺りはまた次回に詰めようと思います。