2009年03月
3/20(金・祝)はポップス中心に5曲。
3/22(日)には全曲。
3/27(金)はベルキス中心に4曲。
ペースアップを目論見んだ合奏を試みました。
実際には数曲こぼしてしまいましたが、トライそのものは良かったと思います。
どう合奏を進めるかは依然として悩みの種です。
1回通し、2回目に小返しして、3回目は確認のために再度通す。
これだけできればかなりの練習効果が期待できると思います。
が、少ない合奏時間であることを考慮するとここまでやるのはなかなか難しい。
かといって1回やって終わりでは、あまりにも消化不良かな、と。
そんな訳で2回ずつトライしてみました。
通してから小返しする、小返しののち通す、小返し2回、ほぼ通し2回。
これは曲目によりけりです。
とにかく2回ずつさらうというのは、練習のやりごたえという点からも、実際の効果という点からもかなり有効ではないかと思います。
しかし、細部の詰めができているかというと、これまた難しいところです。
さて、望月さん、宇野くんと祝杯を上げた翌日のこと。
いつものように阪急電車の特急で大阪・梅田に向かっていました。通勤時間帯の静けさに包まれる中、美酒の余韻に浸っておりましたところ…高槻市からどやどやと4人のおばちゃんが乗り込んでまいりました。
静けさは一気に破られ、聞きたくもないおしゃべりを聞かされるハメになりました。
「青木って、ドキュンとするよね~」
(えっ、これって…)
「そうそう。それに内川。あの子、ほかの人のあごの方が引っ込んでるていうてるらしいで。」
(やっぱ、その話題やな。いっぱしの解説者やね。それにしても、あの子って…)
「うちの娘なんか、村田がええって言い出したで」
(分かってるやん…)
「それにしてもイチローさんはやっぱり凄いな」
(その通りやけど、なんでイチローにだけ“さん”がつくのん?)
最初は全車が閉口してる雰囲気でしたが、4人のおばちゃんが十三で降りる頃にはなんとなくほんわかした車内になっていました。
先日、無性に銀だらの西京漬けが食べたくなり、大阪でいきつけの居酒屋に飛び込みました。
ご主人はかつてテューバを吹いていた方。大阪音大卒のペット吹きの方がお手伝いしておられたりして、妙に音楽談義で盛り上がるお店です。
その日はカウンターに大きな楽器ケースを持った女性が座ってはりました。ギターかな?と思ったら、実はバリトン・サックスでした。
マスターに紹介いただいたところ、学生時代の後輩で、P吹奏楽団に所属するNさんでした。アルトもテナーも演奏するそうで、時には3種類すべて持ち歩くこともあるそうです。
お話を伺っていると、どこも苦労は似たり寄ったりなんだなと思いました。
さて、話が唐突に飛びます。
苦労というと、レベルは全く違いますが、WBC日本代表の苦労に思いをいたさない訳にはまいりません。禁酒中の私も呑まずにはいられない毎日です。
東京ドームで3ランを放った時、「男・村田!」と、あらゆるメディアが言い出すよりも前に私の胸の中で響いた言葉です。
彼も肉離れで戦線離脱となったとのこと。その悔しさ、想像を絶します。
運動音痴のたんなる野球バカの私は、好きで好きでたまらないために冷静になれず、それだけなおさら「ジャパン」と同化してしまっています。
日々、呼吸困難になりそうなくらい苦しいです。
一人でも多くのサムライがホームに生還してくれることを祈り続けています。
天国の仰木彬監督、ジャパンを見守ってください。
花粉症2009年3月15日
3/13(金)、帽子とマスクといういでたちで合奏会場に飛び込みました。笑われました。
決して怪しい者ではありません。必然性があるんです。
まず帽子。冬は寒いし、夏は直射日光がモロだし、帽子なしでは過ごせません。
で、マスク。杉花粉対策です。
この季節、花粉症持ちの管楽器プレーヤーの方は、ホント大変だと思います。辛ければどうぞ休んでください。
私は管楽器をやめてホントよかったと思う季節です。
腰2009年3月8日
私が映画を片っ端から観るようになったのは、シネコンが登場したことに大きく依拠しています。ひとつところへ行けばなんなと上映しているので、「ほな今日はこれにしよか」と気楽に決められるのはやはり大きいです。
施設が整っているのもまたありがたい。MOVIX京都もTOHOシネマズ二条も「スタジアム型式」というやつで、後ろの席に行くほど階段状に高くしてくれているので、前の人の頭が気になりません。そして後ろに行くほどスクリーンを見下ろす位置になるので、腰も首も楽です。
今週は久しぶりにテアトル梅田で成海璃子ちゃん主演の『罪とか罰とか』を観覧。ゲラゲラ爆笑したくなる映画なんですが、周りが笑わないので私も堪えました。数回吹き出しましたが。
ここはスタジアム型式ではなく、画面を見上げる型式のミニ・シアターです。
にもかかわらずシートが割と立っており、腰の辺りのバルジもないので座るポジションが決まらず少し苦労しました。2時間モジモジ。
さてさて、腰は何をするにも肝心要といわれます。ゴルフでもバッティングでも、下半身を安定させて、その上に上体を軽く乗せる感じで、なんていうのをよく聞きます。
映画を観るときも、いい加減な姿勢でいたり足を組んだままでいると劇場を出る頃にあちこち痛みます。
そこでふと思ったのですが、みなさん、楽器を演奏するときの姿勢、大丈夫ですか?
まず腰から背筋にかけて。あんまりピンと張りすぎたり反り返ったりすると逆に力が入ってよくないですが、程よく真っ直ぐになっていることは息の通りをよくする点からも重要です。
そして見落としがちなのが、足のポジション。
スポーツにおける下半身の安定とその上に上体を軽く乗せることの重要性を先に書きましたが、楽器演奏にも共通すると思います。
足の裏をしっかり地面につけておかないと上体が支えにくくなります。
座奏だからなおさら。爪先立ちになっていたり足を組んでいたりすると、お尻や腰への歪んだ負担が大きくなり、体の痛みだけでなく音の歪みにもつながりかねません。
3/6(金)、合奏に遅れて参加。横から合奏情景を見せてもらう久しぶりの機会でしたが、そこで「おやっ」と思いました。足の位置が定まらない人が、意外と金管に多く見受けられました。
木管はそうでもなく、これまで私も気付いていませんでした。
これからは私も注意して見ていこうと思いますが、まずはひとりひとりがよく注意したほうがいいと思います。
また、プレイヤー同志でアドバイスしあっていくのがいいと思いました。
無題2009年3月3日
ダニエル・クレイグというと、パッと思い浮かぶのは6代目ジェームズ・ボンドを演じる俳優さんである、ということだと思います。現在も『007/慰めの報酬』が公開中ですし。
しかし、2/27(金)の練習後に観たのは、彼が主演する別の映画『ディファイアンス』でした。
四条大宮近くの練習スタジオから二条駅近くにあるTOHOシネマズ二条までは徒歩10分程度。21時30分の回に飛び込むにはちょうどいいタイミング。
この日は『チェ28歳の革命』『チェ39歳別れの手紙』がTOHOシネマズ二条で上映される最終日と重なりました。パート1である『28歳』の方は18時30分の回で終わっていますが、パート2『39歳』は同じ21時30分。これを観ようとする人が割といらっしゃって、チケット売場が意外と込んでいました。満席に近づいていて、いい席を確保するのに皆さん苦労なさっていたようで
す。ちなみに『ディファイアンス』の方はゆったり観ることができましたが。
既に『チェ・パート1』『チェ・パート2』ともに観終えているのですが、『ディファイアンス』もこれらと並ぶ骨太な作品でした。見応え充分!
ところで、『チェ・パート1』が2時間14分、『チェ・パート2』が2時間13分、『ディファイアンス』が2時間16分でした。今週観たもう一本『ベンジャミン・バトン数奇な人生』に至っては2時間46分ときました!あの暗闇で
映画の光のみに集中する時間は好きなんですが、やはりチト長いかな。2時間をちょい切るくらいの長さが肉体的打撃は少ないですね。
映画を観ていてよく思うのは、俳優さん同士のやりとりが実に見事だということ。完全な一人芝居ならその演じ手の主張だけで構わないかも知れませんが、大概は複数の演者の関わりの中から芝居は生み出されるのだと思います。AさんがどうしゃべったかによってBさんがどうしゃべるか変わるだろうし、Bさんの動きを受けてCさんの動きが影響を受けるでしょう。
音楽も同じだと思います。他の奏者を感じないとアンサンブルは成り立たないのです。
この日の合奏で2週連続採用の『ふるさと』で、そのことを強く思いました。
アンサンブルは先週のほうが良かったと思います。
テンポが揺れる、リズムが崩れるという事態は、まだまだ起こります。大切なのは、その修正と、崩れそうになるところを周りがどうフォローするかです。きっと技術うんぬんかんぬんを超えた“アンサンブル精神”みたいなものが大切なのでしょう。
楽器をプレイする奏者も、お芝居をアクションする役者も、心掛けるべき根っこは同じなのではないでしょうか。