2009年05月
マスク2009年5月24日
…をしている方、街で沢山見かけます。
私も通勤電車で着用することが多いです。
もちろん新型インフルエンザ予防のためですが、
別の意味合いの方が強いでしょうか。
実は、小声で歌っている口元を隠しているのです。
楽曲のイメージ・トレーニングには、
自分で歌うことが重要だと感じます。
CD等を聴くこと、私はほとんどしません。
10種類くらいの違う演奏を集めて聴きまくるのであれば、
いろいろ比較検討できていい勉強になるでしょう。
(高校時代、ドビュッシーの『交響詩“海”』のレコードを
40種類買い集めた同期がいました。
当時はやりすぎだと思いましたが、
なかなかマネできることではありません)
しかし、2~3種類程度だと時々にとどめた方がよいかと。
もし1種類しか持っていないとすると、
それを聴きまくるのは弊害が多いように感じます。
オリジナリティを磨くには、
やはり自分自身で演奏のシミュレーションをする、
つまり歌うのが一番いいのではないか。
長年活動をしてきてたどり着いた勉強法ですが、
昨年、高校時代の恩師にお会いした際、
先生も自転車に乗りながら実践していた方法だと知り、
自信を深めました。
私の場合、歩いているときや風呂に入っているとき、
さらには床について眠りに落ちるまで行っている鼻歌。
声の大きさはその場その場で大小さまざま。
ほとんど声にしていない場合もありますが、
そのバージョンを通勤電車の中でも実践しています。
さすがに怪しまれないように気をつけたいので、
マスクは必需品。
以前は冬や花粉症の季節に多かったマスク姿、
この季節でも本当に多くてビックリです。
そんなに偉大な人なのだと、つい最近まで気付いていませんでした。
『ダーティーハリー』を演じた俳優さん程度の知識しかありませんでした。
かの有名な『硫黄島からの手紙』さえ観ていなかったものですから。
ところが監督作『チェンジリング』を観てビックリ!
その骨太な作風に唸りました。
監督&主演作『グラン・トリノ』を観てさらにビックリ!
ずっと「凄い、凄い!」と思いながら、あっという間にエンディングでした。
今年、劇場で観た映画は既に25本を数えますが、
この2本が間違いなく私にとってのベスト2ですな。
3番目が思い付かないくらいです。
イーストウッドさんのような凄い仕事をさりげなくできるようになりたいものです。
比肩することさえおこがましいのですが。
ということで、5/6に全曲やってみました。
…昨年は『のだめカンタービレ』使用楽曲のメドレーがありました。
そもそもがクラシックの名曲・大曲。
その一つ一つだけでも大変なのに、メドレーです!
20数曲もあるのです!
数小節演奏したら、どんどん次の楽曲にシフトしていくのです!
技術的に大変なことはもちろん、
変化への対応、精神力の維持で物凄く消耗しました。
毎日歩きながら、あるいは風呂に浸かりながら、
はたまた寝ながら歌い続けて自分自身に沁み込ませました。
昨年の同時期、呑まずには精神がもたないくらいだったのを思い出します…
そう思えば、今年のプログラムは楽です。
あくまで私の立場からいうと、ですが。
『バレエ組曲「シバの女王ベルキス」』は大変ですが、
“組曲”であって、“メドレー”ではありません。
これは大きいです。
あくまでも一つの作品として捉えられるので、
イメージ・トレーニングしやすいのです。
分かりやすい例をひきますと、
第1楽章と第4楽章の終結部はほぼ同じ。
音楽の流れが勉強しやすくて助かります。
プレイヤーにとって全曲こなすのが簡単でないことは承知していますが、
大曲であるほど大局的に捉えやすいということでもあります。
しんどい、しんどいと思わず、
発想を転換してみると随分楽に捉えられると思うのですが、
いかがでしょうか?
堀川2009年5月3日
私たち吹奏楽団せせらぎは、そもそも京都市立堀川高等学校吹奏楽部のOB・O
Gが中心になった作られた一般の吹奏楽団です。
最初は「堀川吹奏楽団」と称していました。
私がこの楽団に参加した1980年代半ば、楽団発足数年という時期ですが、や
はり堀高卒の方ばかりでした。
この頃は人数も少なく、堀高卒業生を中心にエキストラを掻き集めて定期演奏会
を開催していました。
ですので、「定期」と銘打つのは非常に危うい。
今年できても、来年できるかどうか分からない。
そこで演奏会の名称を「せせらぎコンサート」にしたそうです。
「堀川」から「せせらぎ」を連想したものです。
これなら欠ける年があっても、季節がずれても心配ないということで…
私もそうであるように、他校卒業者への門戸も開いていました。
が、楽団名に「堀川」とつくからか、宣伝がうまくなかったからか、人が集まり
ません。
そこで、楽団名から「堀川」をはずし、演奏会名の「せせらぎ」を楽団名に採用、
「ブラス集団せせらぎ」に。
が、今度は何の名前かよう分からんし、木管はどこいったんや、ということで、
現在の「吹奏楽団せせらぎ」に落ち着きます。
かれこれ20年くらい経ったでしょうか。
さて、本物の「堀川」ですが、平安京造営時に作られた運河だと聞いたことがあ
りますが、ほぼ水枯れの状態となって久しい。
「せせらぎ」とはとても言えませんでした。
しかし、数年前から堀川を親水公園として復活させる計画が進み、先頃、清流が
復活したと聞きました。
そこで元誓願寺通から押小路通までの区間、「せせらぎ」の散策に行ってみまし
た。
元誓願寺を下がったところに水車があって、ちょっとした発電も行えるそうです。
子供たちは水の中を走り回っているし、飛び石もあります。
せせらぎの横の散策路、なんて楽しいのでしょうか!
これからもTOHOシネマズ二条で映画を観た帰りなんかは、ここを通ろうと思
います。