団内発表会で思ったこと、その22019年3月10日

本番ではパート譜を見てはると思いますが、
練習ではスコアを見ながらでしょうか。
もちろん、スコアを手元に置いておいてではなく、
スコアそのものを見ながら、ということです。

合奏では、
スコアそのものを見ながらというのは、
かなり難しいです。
が、アンサンブルなら比較的やりやすいと思います。
それが難しくても、
スコアを奏者全員が持つのは、
アンサンブルならそんなに難しいことじゃないですね。

前回、アタック後に音を探っているケースもあったことを書きましたが、
ピタッと嵌る「ドミソ」では、そんな現象は滅多になく、
やはり難しい和音の場合に起こりやすいようです。

スコアがあれば調べやすいですよ。
他のプレーヤーとの音の関係が分かれば、
その箇所をちょいと抜きだしての音合わせもしやすいですし。

また、楽譜が間違っていることも、時にはあるのです。
パート譜とスコアを見比べてみることも重要です。

団内発表会2019年3月10日

3月10日(日)。
京都こども会館の小ホールで、
せせらぎ団内のアンサンブル発表会が行われました。

アンサンブルを楽しみつつも、
同じ楽団の仲間の前ゆえの「超」緊張に押し潰されそうになりながら演奏する、
とても有意義な機会です。

今回の出演は10団体。
同属楽器の○重奏というのもあれば、
ユニークな組み合わせ方のグループもあり、
興味深く聴かせてもらいました。

せっかく楽しまれたところで恐縮ですが、
やはりここは指揮者の立場から、
聴かせていただいた感想を申しましょう。

やはり発音=アタックが重要だと思いました。
鳴るべきタイミングで音が出ないと、
その後に出るパートが困ってしまいます。

また、ピッチは、アタックの瞬間に決まるべきです。
その音を、音符の長さ=音価分、継続させることを目指し、
トレーニングすべきでしょうね。

そのためには、発音の前に音のイメージが出来てないといけないし、
楽譜が広く見渡せていることも重要でしょう。
今の一点しか見えていないと、
数小節先の未来をイメージ出来ませんから。

みんながみんなアタック後に音を探っている、
あるいはピッチが揺れているという訳ではありませんでしたが、
なかにはそんな音も確かにあり、
基本中の基本がホントに大切だと思った一日でした。