無心2011年8月12日
真夏であるはずなのに、
つくつくぼうし・ひぐらしといった
晩夏の蝉の鳴き声をよく耳にします。
今年は例年の夏より涼しいのでしょうか?
(と思っていたのは数日前までで、
最近、やっぱり酷暑になってきました)
何はともあれこの季節、
やっぱり思い出すのは吹奏楽コンクールです。
中学でホルンをはじめた私は、
中1で金賞、
中2で銅賞、
中3で金賞返り咲き
という激動(?)の3年間を送りました。
中3のある日、おそらく5月くらいだったと思います。
コンクール候補曲を合奏していたときのこと。
曲は忘れましたが、
とにかく初見に近い状態での合奏でした。
なぜか分かりませんが、みんな、すごい集中力なんです。
私も、全く雑念なくホルンを吹いていました。
よどみなくスーっと通ってしまいました。
そのとき指揮をしてくださったOBの先輩は、
「みんな、すごいやん!」
と感嘆の声をあげはりました。
演奏したみんなは、それに対して自然体で受け止めていました。
きっとこれが無心で取り組めたということなのでしょう。
こういう精神状態、また味わってみたいものです。