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寒空の下で2013年12月23日

私がまだタバコを吸っていた頃、
家での喫煙は玄関先などの戸外と決めていました。
真冬の風呂上りでもそうです。
(そういえばよく風邪をひいていたような…)

しゃがみながら紫煙をふうーっと吐き出すとき、なぜか、
「あっ、あの楽節はこんな風に演奏してみたらどうやろ?」
といったアイディアが思い浮かぶのです。

たばこの害ばかりが叫ばれる昨今ですが、
やはり一息ついて脳がリフレッシュされる効果もあるのではないでしょうか。

しかし、思いついたアイディアも、
家に入ると大概忘れてしまっているのです。
常に紙と鉛筆をポケットに入れておくという「アイディア」がなかった。。。

体のどこがテンポを感じやすいか?2013年12月22日

強奏の場面などで、首がガクンと動く指揮者を見たことはないでしょうか?
気持ちが入ると、どうしてもそういう動きになるらしいんです。
そんな訳で、首を痛めてしまっている指揮者さん、
世の中に結構多いようです。

私は首でテンポを感じることはあまりないので、
指揮者を30年弱やっていますが、
幸い首は無事です。

指揮者が体のどの部分でテンポを感じているか?
もちろん腕を振って表現しようとしている訳ですが、
「一番に」感じているのは腕や手とは限らないのです。

私はどうやら「舌」で「一番」感じているように思います。
金管楽器奏者だったことに由来しているのでしょう。
ホルンという楽器はマーチで「後打ち」をすることが多く、
タンキングは生命線だったのです。

「足を踏んでテンポをとるな!」
中学時代の先輩にそう教わりました。
なんだか下手くそっぽく見えるからというのが理由でした。

が、体のどこでテンポを感じやすいかは人それぞれなので、
足踏みしても構わないと思うのです。

問題は、足踏みの動作が大きすぎて、
靴がコツコツと床を鳴らしてしまうことではないでしょうか。
足先(指先)を動かす程度で、靴の中でテンポをとる程度なら、
何の問題もないと思います。

足でテンポをとるのではないというプレイヤーの皆さんは、
一体どこでテンポを感じとっておられるのでしょう。
せせらぎの皆さんを見ていると、
割と真面目にシュッと座って演奏しておられるような気がします。
体がもっと柔らかく動いてもいいように思ったりします。

『楽隊のうさぎ』を読み終えて2013年12月21日

中学校の吹奏楽部を舞台とした小説『楽隊のうさぎ』。

以前も書いたのですが、
小説の中に出てくる花の木公園で主人公が兎と出会うように、
私も中1の時に兎と出会っています。

また、花の木公園と、
私が毎日通学路として利用した京都御苑とは、
一周を歩くと約一時間かかるという共通点があるのです。

この不思議な符合はなんなのでしょう?

部活のこととか、クラスでのこととか、
似たような経験があると思われるところがあり、
妙な既視感に囚われる小説でした。

しかし、小説の舞台となる花の木中学校吹奏楽部は全国大会の常連であり、
これは私の中学時代とは全く違いました。

音楽のことでは、顧問の先生の
「高揚することと、走る(テンポが速くなってしまう、転がる)こととは同じではない」
という言葉が印象的でした。
ピタッときました。

舞台用語では、
客席の方から見て右側が上手(かみて)、左側が下手(しもて)。
小説の中で、これを取り違えてしまった箇所があったような気がするのですが…
私の気のせいかな…

もの創り2013年12月16日

12月15日(日)。
夜勤明けで『武士の献立』を観た帰り道、
寺町丸太町から大文字山の方を望むと、
きれいな虹がかかっていました。
時雨れていましたからね。

131215寺町丸太町から大文字山を望んで見えた虹

さて、帰宅してかばんを置くとすぐ、
近所の酒房「たなかや」に出掛けました。
「楽しもう会」に参加するためです。

たなかやでは、半年に一回くらいの割合で、
どなたかの講演を聴き、
そのあとでざっくばらんな呑み会となる「楽しもう会」を開いておられます。
たなかやに入り浸りの私ですが、
「楽しもう会」のときはなぜかスケジュールが合わず、
今回が初めてでした。

この日の講演者は女将さんの旦那さん。
漆芸をしておられます。

一番印象に残ったのは、
「ものづくり」の「つくる」にどういう字を当てるかということ。
「作る」でも「造る」でもなく、
「創る」の字を自分は当てはめたいと。
そう念じながら仕事をすると、
「創作」の意欲が衰えないんだそうです。

勉強になりました。

漆を塗る前の木の椀に触らせてもらいましたが、
ふにゃふにゃでやわらかいものでした。
これに何度も何度も漆を塗っては整える、
というより漆を沁み込ませていくらしいのです。
すると、あのガチッと堅いお椀になるのです。

もうホントに、何度も何度も。
気の遠くなるような時間をかけて。
「もの創り」には途切れることのない情熱が必要なんだなと痛感しました。

アルトとは、甘い音色の代名詞か?2013年12月15日

先日の団内発表会で、
久しぶりにアルト・クラリネットのナマ音を聴きました。
現在、育児休団中のK藤さんが一時的に復団、
クラリネット八重奏に参加されたのでした。

アルト・クラリネットというと、
音が鳴らないとか、
なんで編成されているのか分からないとか、
とかく手厳しく評価されがち。

しかし、K藤さんがプレイするアルト・クラリネットは、
そんな巷の声を黙らせてしまいます(ちとオーバーか…)
アルト・クラのイメージを覆すしっかりと太い音を出されるのです。
しかも音色があま~い。

そういえば、アルト・サックスのイメージ、
やっぱり甘い音色だよな。

稀にアルト・オーボエという呼び方をするイングリッシュホルン(コール・アングレ(コーラングレ))も
憂愁の色を帯びた甘い響きが印象的。

中学時代になぜか一台だけ吹奏楽部の部室に置いてあったアルト・ホルン。
私が吹いてもからっきし駄目でしたが、
2期上のK島先輩が吹くと、
とても甘い音がしました。

アルトっていうのは、甘い音色の代名詞なんでしょうか?

6/8拍子は、ホントに難しい。2013年12月14日

アルフレッド・リード作曲『第5組曲』。
第3楽章は6/8拍子です。
これはかなり難しい。

どんな楽曲に取り組むときもそうですが、
今回は特に音楽の土台作りが大切だと痛感します。

2Bの違い2013年12月13日

私はどうも文房具に凝るほうでして。
楽譜を書くときの鉛筆は 2B が一番好きです。
HB や B は少し固い気がするし、薄いし…
5B や 6B にするとやわらすぎるし、濃すぎるし、減りが早いし…

なら、2B ならなんでもいいかというと、
これがまたそうでもない。
メーカーによって木の材質が違うし、
もしかすると鉛筆の芯そのものも質が違うような気がします。
指に馴染む感じ、書き味、微妙に違うのです。
まるで万年筆の品定めのようですな。

もしかすると管楽器奏者の皆さんがマウス・ピースやリガチャーにこだわるのと同じか?
いやいや、それやったら指揮棒にこだわるのが私のスタンスの筈やけど、
今使っている普通の市販品に何の不満もないなぁ。

でも、考えてみると、若い頃にはいろんなタイプを買って試してみたことがあったなぁ。
それで今のに落ち着いたんやった…

2B鉛筆も、
そろそろ自分に合うものを決めたいものです。。。

くまモン!2013年12月12日

昨日、突然、会社にくまモンが来ました!

131211くまモン

コンデンスド・スコアを横方向に作る2013年12月11日

楽譜を解析する作業。
意外と出勤の電車内で落ち着いてできます。
できればスコアだけじゃなく五線ノートも開いて、
移調楽器だらけの吹奏楽譜をピアノ譜にまとめていきます。

この「コンデンスド・スコアを作る」作業、
これまでは “ 縦方向 ” に作業することが殆どでした。
“ 縦方向 ” とは、高音域から低音域まで同じ小節をまとめる作業をし、
それができたら次の小節に移るやり方。
まず細かいリズムのパートをまとめるので、
小節内に収まらなくなるという破綻がなくなります。
また小節単位でまとめるので、
限られた電車内での作業時間の「切り」がつけやすいのです。

しかし、音楽の流れを掴まえるのには、
縦ばかり見ているのはあまりよろしくない。
それで最近は “ 横方向 ” にまとめることを重視しています。
8小節とか16小節とか、
音楽の流れに一括りある単位を探り出し、
まず最初にメロディだけズラッと書き出してみて、
次に伴奏形を書き出してみる、
というような方法です。。
小節に幅を持たせておけばそうそう破綻するものでもないし、
そもそも自分の勉強用なんだから、
少々乱れた書き方になったって構わないわけです。

書いている途中で降車駅に着いてしまい、
空白の小節を沢山残してしまうことも多々あります。
「切り」が悪いのが難点です。

が、「やりかけ」の仕事が残っているというのは、
「どこまでやったか分からなくなる前に続きの勉強しなくちゃ!」
というモチベーションの維持に繋がっているように思います。

“ 縦 ” 重視の頃は、
切りはいいんだけれども次のお勉強タイムまで時間が空いて、
頭の中がリセットされてしまうことがよくありました。
“ 横 ” 重視はいろんな意味で良い感じです。

コントラルト・クラリネット!2013年12月10日

Contra-Alto Clarinet
コントラアルト・クラリネット

Contralto Clarinet
コントラルト・クラリネット

どちらの書き方・読み方も見たことがあります。
いずれにしてもアルト・クラリネットの1オクターヴ下が鳴る低音楽器。
あるといいなぁ~(シャレ?)と、
ず~っと思っていましたが、
遂に!

※※※

吹奏楽の中の木管セクションの核となるのはクラリネットだと思います。
それは、一般的なB♭クラリネットのことだけでなく、
高音域から低音域までを網羅する「クラリネット族」を指しているつもりです。

吹奏楽の最高音域はピッコロ、フルート、オーボエが担当しますが、
それらとクラリネット族との繋ぎ役を果たすのがE♭クラリネット。
中音域から低音域にかけて
B♭クラリネット、アルト・クラリネット、バス・クラリネットがカバーし、
最低音域を受け持つのがコントラアルト・クラリネット、コントラバス・クラリネット。

(実際の吹奏楽曲では、クラリネット族最低音域として、
 コントラアルト・クラリネットかコントラバス・クラリネットのどちらかのみ
 という楽器指定のケースが殆ど。
 コントラアルト・クラリネットはE♭管で、
 コントラバス・クラリネットはB♭管なので、
 厳密に言うとコントラバス・クラリネットが最も低い音が出るのですが、
 運用上はどちらか一つあれば充分。
 B♭コントラバス・クラリネットの楽譜しかなくても、
 それを読み替えてE♭コントラアルト・クラリネットで演奏することで、
 最低音域を分厚くするという大きな効果が得られるのです)

つまりクラリネットは、
木管セクションのほぼ全音域をカバーすることのできる楽器と言っていいかと思います。
なので、
クラリネット族で木管群を包み込むような、
守るような配置が理想です、
私の考えでは。

※※※

先日の「団内発表会」でクラリネット8重奏を聴かせてもらいました。

E♭クラリネット
B♭クラリネット×4
E♭アルト・クラリネット
B♭バス・クラリネット
E♭コントラアルト・クラリネット

という理想的な組み方でした。

音域の幅だけでなく、
音色の幅も広がり、
実に魅力的なクラリネット・アンサンブルでした。
そう、まさに「アンサンブル(調和)」でした。