2013年02月

ちょこっとした発見2013年2月24日

ヤフーのトップページの検索欄に「すいそうがくだん」と入力すると、
「吹奏楽団」という変換候補の次に「吹奏楽団せせらぎ」が挙がってくること、
ご存知でしたか?
実際には、「すいそうがくだ」まで入力したら現れます。
もしかするとPCによって条件が違うかも知れませんが、
試してみてくだされば、と思います。

実は1年くらい前に気が付いていたんですが、
いつの間にか「せせらぎ」が変換候補から外れていました。
それが数週間前に復活したのを発見したのです。

「だから、どうした?」と言われるとチト辛いですが、
ちょこっと嬉しかったもので…

『テームサイド序曲』の変拍子は、ホントに難しい2013年2月24日

メロディの動きとはリンクしていると思います。
が、伴奏音型とはリンクしていない、というか、
意図的にズラしてあるんだと思います。
凄くゆっくりしたテンポで練習しているうちはいいのですが、
テンポアップするとなかなか捕まえにくくなってきます。

とはいうものの、2/22(金)の合奏、
みなさん割と捕まえていましたな。
ゆっくりの練習をじっくり積み上げてきた成果ですね。
(もちろん、ノレていなかった奏者も分かっていますゾ)

我々には、地道な稽古しかないのです。
一足飛びに上手になることはできないんです。
一昨日は、それがよく分かりました。

次の機会では、
テンポアップも大切ですが、
音程のズレも再点検したいと思います。

『アイヴァンホー』に関する書物、いろいろ2013年2月20日

古本屋さんに頼んでおいた
サー・ウォルター・スコット著『アイヴァンホー』
が届きました。
菊池武一さんの翻訳。
岩波文庫の上・下巻。
上巻は1964年第1刷、1984年第15刷で、定価550円。
下巻は1974年第1刷、1984年第8刷で、やはり定価550円。
古本なので2冊セットで600円でした。

今の文庫本と違って、
文字が凄く小さいのです。
さらに改行が少なく、
文字がギッシリ詰まっていて、
なかなか前に進んでいきません。
(現在、なんとか上巻の122頁まで進んでいます)
そして、この本を手に取ると、微妙にかゆい…

久々に読むことが大変な本と出合いましたが、
なによりも難しいのは時代背景です。
そこで、巻末の訳者あとがきを掻い摘んで読んでみましたところ、
十字軍遠征とか、
リチャード獅子心王とか、
王弟ジョンとか、
ロビン・フッドとかが出てきました。
これらの言葉、
2010年のラッセル・クロウ主演、リドリー・スコット監督の映画『ロビン・フッド』
に出てきてたんちゃうかと思ってパンフレットを引っ張り出してみたら、
ビンゴ!でした。
いろいろと映画を観ておくもんですな。
このパンフも『アイヴァンホー』調べの手掛かりになりそうです。

大阪の丸善ジュンク堂に頼んでおいた
『アイヴァンホーの世界』という解説書も入手できています。
じっくり研究したいと思います。

ふと、低音楽器のない時代を思い出しました。2013年2月19日

合奏をしていて、
「最近、音に厚みが増してきたなぁ」
と思うことが多いです。
1月に書いたひとりごとでは、
その要因としてホルンの充実に言及しましたが、
低音楽器のことも忘れてはいけません。
低音域の下支えがあってこそ、
中高音域が安定するのです。

思えば、
テューバもトロンボーンもバス・クラリネットもバリトン・サックスも、
全くいない状態が長年続いたのです。
その頃は土台となる音が掴めず、
音がフワフワしていたような気がします。
演奏会の1~2ヶ月前になってエキストラの低音楽器奏者が来てくれはじめ、
それからサウンドの組み立てなおしでした。
結局、演奏会にやっとのことで間に合わせるっていうのを
毎年毎年繰り返していたように思います。

現在のように低音楽器がいてくれるのは、
せせらぎ30年の歴史の中の、
まだほんの数年でしかないのです。
ようやくサウンド作りのとっかかりに立てたようなものです。

こうしてメンバーが揃ってくれって合奏できること。
感謝の気持ちを忘れないでやっていきたいと思います。

バレンタインデー雑感2013年2月17日

2月14日木曜日。
夜勤明けの私は逃げるように退社し、
MOVIX京都で生田斗真くん主演の『脳男』を観ました。
どんな映画かと期待する気持ちと、
別に期待などしない気持ちとが入り混じりながら入館したのですが、
観終わった今も強烈な印象が残る、
そんな強烈な映画でした。
妻夫木聡さん主演の『悪人』を観たときにも思ったのですが、
何が悪で何が善か、
価値観がまるで分からなくなってしまうのです。
ず~っと考えっぱなしです。

『脳男』を観たことで、
2月14日時点にMOVIX京都でかかっている映画を制覇しました。
『きいろいゾウ』
『つやのよる』
『ライフ・オブ・パイ』
『東京家族』
『レ・ミゼラブル』
『さよならドビュッシー』
そして『脳男』です。
ただし、最初から観るつもりのない
『ダイ・ハード』『アウトロー』等は除いてですが…
(⇒それを制覇というのだろうか?)

映画鑑賞後、ドラッグストアで洗剤を買いましたが、
そこでチョコレートをもらいました!

次に、とある酒屋さんで『ハンチョウ』を2本買いました。
これは、佐々木酒造さんが『ハンチョウ』放送中に限定発売される純米酒で、
1本2000円。
2本なので4000円。
私はこの酒屋さんのポイントカードを持っているのですが、
1000円購入で1ポイント押してくれるはんこを、
この日はバレンタインデーということで、
5個押してくれました!

のどが渇いたので馴染みのカフェに立ち寄ったところ、
ここでは『氷結マンゴー』を1本いただきました!
店主さんも酒屋さんからもらったものなのですが、
自身は飲まないということで、
私の来店を待っていてくれていたのです!

最後に、近所の商店街で買物していたら、
魚屋さんがチョコレートをくださり、
八百屋さんは焼酎を1本くれました!
私が通りかかるのを待ち構えてくれていたそうです!

みなさん、
とても親切にしてくださってありがとうございました。

なお、
色っぽい話は皆無でございました。。。

変拍子と、そうでないところとの接続2013年2月11日

変拍子とは、読んで字の如し、拍子が変わること。
4/4拍子(4分の4拍子)が3/4拍子(4分の3拍子)に変わるのも変拍子ですが、
このパターンはそれ程難しくありません。
基準となる音符が4分音符のまま変わらないからです。

厄介なのは基準となる音符が変わる場合です。
4/4拍子から5/8拍子(8分の5拍子)に変わるケースなどです。
この例だと、
4分音符が4個ある拍子から、8分音符が5個ある拍子に変わるのです。
慣れないと結構難しい。

これを克服するための魔法なんてものはないのでは?
小さいほうの基準音符に合わす練習をゆっくりしたテンポで繰り返し、
少しずつ速くしていくという粘っこい練習法しか知りません。
上記の例だと、
4/4拍子=4分音符が4個=8分音符が8個なので、
8分音符が8個ある拍子から、8分音符が5個ある拍子に変わると捉え、
基準音符が変わらないパターンにして慣らしていき、
少しずつテンポアップして体に入れていくのです。

なかなかハードな変拍子箇所がある『テームサイド序曲』。
変拍子箇所だけ抜き出してコツコツと稽古を積んできましたが、
この曲の殆んどは変拍子ではありません。
ボチボチ変拍子箇所と通常拍子箇所を繋げてみたいと思います。
やはりスローテンポから始めて少しずつテンポアップしていくことになるでしょう。
粘り強さが肝要だと思います。

体幹の大事さが、ちょっとだけ分かってきました。2013年2月9日

総合格闘家だった須藤元気さん率いる「WORLD ORDER」のパフォーマンス。
あれはホントに凄いですね。
ピタッと揃っているし、動きは面白いし。
時々、ジーンと来ることもあります、私にとっては。

「TRF」や「EXILE」なんかの勢いのある激しい動きも大変だと思いますが、
「WORLD ORDER」のストップモーションのような動きもまた難しいだろうと思います。
ゆっくりした動き、なかなかできるもんじゃありませんよ、体がブレることもなしに。
きっと体幹がしっかりしているのだろうな、と思います。

※※※

「Wii Fit Plus」にはよくお世話になっています。
そもそも体育会系ではないのでエクササイズの方法も知らず、
ジムにも行ったことのない私にとって、
体のトレーニング法を知るのに大変役立ちました。
(私の運動貯金箱は金色です)

「Wii Fit Plus」の中のトレーナーに、よく、
「体幹を意識して」とか
「体幹に力を入れて」と言われます。
最初はよく分からなかったのですが、
最近ようやく体の中心に意識を持ってくるってこういう感じか、
というのがおぼろげながらも掴めるようになってきました。
それでも、片足立ちツイストなんか体がブレまくりで、
しょっちゅう上げてるほうの足を地面につけてしまうのですが…

※※※

中学時代、よく腹筋運動をやらされました。
腹式呼吸のために必要だからという理由でしたが、
今思うとそれだけではないように思えます。
やはり体の中心を鍛えておくというのは、
スポーツに限らず、
楽器演奏にも必要なことのような気がします。
もちろん、指揮をするときでも。

それにしても、腹筋運動だけというのは偏っていましたね。
どうして背筋とか体側とかの運動メニューはなかったのかな。

上には上がいるものでして…2013年2月8日

街歩きが好きな私は「アルキニスト」を名乗っておりますが、
聞くところによると、
ユーフォニアムのM氏、トロンボーンのT氏、テューバのI氏の三人でつるんで
トレッキングをやっているそうです。
かなりの距離をアップダウンするそうなので、
相当きついと思います。
私なんぞ、足元にも及びません。

勤務先に派遣社員として来てくれて10年以上になるFさん、
この方はさらに凄い人です。
大阪で飲んで終電がなくなったら、
高槻の自宅まで歩いて帰られます。
約20kmの道のりを3時間半~4時間で歩くそうです。
仮に深夜1時に歩きはじめたとして、
家に帰り着くのが朝の4時半か5時。
シャワーを浴びて一休みしたらもう出勤!
でも、Fさんが居眠りしているところなんか見たことがありません。
その根性が凄い!

趣味は高校野球観戦というFさん、
日焼けで年中真っ黒です。
Fさんが観に行くのは甲子園だけじゃありません。
あちこちで行われる予選とか練習試合とか、
どこで調べてくるのか分からないのですが観に行きまくりなのです。
全身筋肉質で、腹筋なんかカチンコチン。
プロ野球のスカウトマンに商売替えしたほうがいいんじゃないかと思うくらいです。

でも、人材派遣会社の都合なのでしょう、
この3月で大阪を離れ、
仙台に赴任されることになりました。
寂しいなぁ。。。

ホルンをどこに配置するか、答えはないのだけれど…2013年2月5日

ホルンの話の前に、
クラリネットの配置例を列挙してみます。
第1列を占拠するかのようにズラッと円弧状に並ぶ配置、
舞台下手側(客席から見て左側)に1st.、2nd.、3rd.の順で3列に並ぶ配置、
せせらぎでやっているように、
1st.は1列目、2nd.と3rd.は2列目という配置、
という具合に、
クラリネットの配置ひとつとってみてもいろいろあります。
(他にもまだまだあると思います)
管弦楽から吹奏楽に編曲された作品を演奏する場合、
通常のクラリネット・パート以外にソロ・クラリネットのパートが書いてあることがあり、
ソロ・クラリネットだけをヒナ段上に配置することもあります。

楽団全体の音響効果を考え、
長年、試行錯誤してきて、
今の形に落ち着いています、今のところは。

さて、ホルンです。
唯一、奏者の後ろ(右後ろ)に向かってベルが開いている楽器です。
つまり、後ろ向きに音が出るのです。

舞台上手側(客席から見て右側)の配置や、
舞台中央の配置の場合、
正板(客席から見て舞台の後ろにある反響板)で反射した音が客席に届く感じです。

せせらぎでは、
舞台下手側(客席から見て左側)に配置してもらっています。
この場合、下手側側板(下手側の反響板)に反射した音と、
ベルからの直接音がミックスされて客席に届くイメージです。

なぜホルンに下手側に座ってもらっているかというと、
まず第一にホルンの音が客席に届きやすいからです。
吹奏楽のトランペットやトロンボーンはかなりの音量を発揮します。
ホルンは音域上、トランペットとトロンボーンを繋ぐところを担当するので、
トランペットとトロンボーンの間に配置したほうがいいのかも知れません。
が、客席にはトランペットとトロンボーンばかりが聞こえ、
ホルンが聞き取りにくいという可能性があります。
ホルンの音が客席に届きやすいほうが楽団全体としてのバランスがいいと思うのです。

第二の理由は、第一の理由と被る感じですが、
ホルン奏者に少しでも楽に発音してほしいからです。
トランペットとトロンボーンの間に配置したら、
ホルンの皆さんが負けじと頑張りすぎて音が硬くなるかも知れません。
でも、客席に近い下手側ならば、
頑張らなくても大丈夫なのです。

(ホルンの音をまともに聴いて、
トランペットが頑張りすぎるのを防ごうと思っている面もあります)

ところで、
ホルンのYさんから、
ホルンの「ナマ音」が客席に聴こえてしまうのじゃないかと心配になる、
という声をいただきました。
私自身、ホルンを吹いていた頃、
下手側に配置されて同じ心配をした経験があります。
が、指揮者になってから、
その心配はないことが分かりました。

本番当日のリハーサル中に客席から音を聴くことがありますが、
楽団全体の音はブレンドされて聞こえます。
ホールの音響というのは、そういうものなのです。
せせらぎと同じく、
ホルンが下手側に配置された他の吹奏楽団を聞いても、
ホルンのナマ音が気になったことはありません。

ホルンの皆さん、
どうぞリラックスして、
今の柔らかい音色を大切に演奏してくださるようお願いします。

なかなか手に入らない2013年2月4日

ベルト・アッペルモント作曲『アイヴァンホー』。
今年の演奏会で採り上げる吹奏楽オリジナル曲です。
18~19世紀のスコットランドの詩人・小説家である
サー・ウォルター・スコットが著した小説『アイヴァンホー』。
この小説にインスピレーションを得てアッペルモントが書いたのが
吹奏楽曲『アイヴァンホー』なんだそうです。

っていうことなら、原作の小説を読んでおきたいな、
と思って四条烏丸の大垣書店で探したんですが、
見つからない。

ならばということで、
仕事の合間に大阪・梅田・茶屋町にある巨大な本屋、
丸善ジュンク堂へ行ってみました。

一昨年の「みちのく一人旅」に旅立つ前、
平泉・中尊寺の資料を渉猟していた際、
どこで探しても見つからない本が、
丸善ジュンク堂だとあっさり見つかるということがあり、
それ以来、
困ったらここで探すようになりました。

ところが、
もはや絶版で、在庫もなく、
どうにもこうにもならないと言われてしまいました。
『アイヴァンホー』の解説書なら入手可能ということで、
それの取り寄せをお願いしました。

こうなってくると、
何としても『アイヴァンホー』の原作が読みたい気持ちが高じてきます。
次の手段は、
何でも手に入ると話にきくアマゾンの活用かな?
とも思いますが、
何となくこういうの、性に合わないのです。

そんなこんなで悩んでいるとき、
馴染みの飲み屋で近所の古本屋さんにたまたまお会いしました。
「そうだ、古本屋さんなら手に入るかもしれない!」と思いつき、
探してもらうことにしました。

果たして、
『アイヴァンホー』の原作を読むことはできるのでしょうか?