当たり前ではない2023年6月10日

6月9日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 4
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 3
テナー・サックス × 1
バリトン・サックス × 1
トランペット × 3(フリューゲル・ホルン持替)
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
パーカッション × 1

そして私の計32人で合奏しました。

この日もテレワーク。
しかも忙しくててんてこ舞いということもなく、
比較的ゆったりと仕事しました。
ながら聴きは、
プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』。
特に選んだわけではなく、
ストラヴィンスキーのCDを聴き終えたので、
順番的にプロコフィエフが回ってきたのです。

余裕ありすぎて練習に行く準備を後回しにすると、
先週のように忘れ物してしまいかねないので、
早めに荷造りしました。
指揮棒も忘れずに。

出社していたなら退勤時間。
残業の必要もなさそうなので、
スタジオに出発。
一番乗りだったのでピアノの稽古を始めました。

ほどなくしてE♭クラリネットのN.H.さんがスタジオ入り。
二人それぞれで楽器の個人練習という時間がしばらく続き、
ふと1年前の情景が甦ってきました。
昼間に『ロミジュリ』を聴いたのも影響したのでしょう。
昨年練習していたのが『ロミジュリ』でしたから。

まだまだスタジオに来る人の少なかったあの頃。
ひたすら個人練習に励んだものです。
コンサートマスターのU.M.さんと二人っきりということもよくありました。

4~5人しか来ないので個人練習のみで終わる回もあったし、
なんとか7~8人来たので1曲1回通して終わり、
ってこともありました。

演奏会自体も、
楽器によっては欠員状態のままで開催してきました。

それが今ではほぼ30人以上で合奏できています。
練習時に全員集合は難しいですが、
演奏会はほぼ欠員無しでできそうです。

「夢みたいやな」と思います。

と同時に、
「別に普通やな」とも思います。

極少人数で続けていたとき、
「もうかつてのような活動はできないのでは?」
と思ったことは一度もありません。
コロナ禍の規制が異常すぎると思っていたので。

しかし、
例えば、
水害に繰り返し襲われたり、
ミサイル攻撃を受けたりすれば、
「もうかつてのようには…」という思考に苦しむと思います。

やはり、
こうして音楽活動ができるのは当たり前なんかやない、
日頃から有難いという気持ちを失ったらあかんな、
と思うのです。