プロコフィエフ2021年12月4日
プロコフィエフ作曲の『バレエ音楽「ロメオとジュリエット」』から、
数曲抜粋して練習し始めています。
中学1年で吹奏楽部に入ってから44年経ちますが
(ということは K ☆ さんと知り合ってからも44年)、
プロコフィエフとは殆ど馴染んできませんでした。
音楽の授業で『ピーターと狼』を習ったという方が多いと思います。
私もその一人なんですが、
この曲の記憶が全くと言っていい程ありません。
プロコ(マクドみたいな感じで、業界ではこう称する人が多いと思います)作品では、
『行進曲 作品99』を最もよく聴きました。
プロコフィエフは吹奏楽作品を2曲だけ書いたそうなのですが、
そのうちの一つが『行進曲 作品99』。
私が勝手にそう呼ぶ「プロコ節」が聞こえる名作です。
(他のプロコ作品をろくに知らないくせに。。。)
私に馴染みのあるプロコ作品はこの一曲だけと言ってもいいくらいでした。
が、数年前に、『ピアノ協奏曲第3番』が好きになりました。
映画『蜜蜂と遠雷』がきっかけです。
私の愛聴盤のひとつに、
指揮:小澤征爾、
管弦楽:パリ管弦楽団、
ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク
『ラヴェル&プロコフィエフ:ピアノ協奏曲』というのがあります。
トラック1~3のラヴェルのピアノ協奏曲はしょっちゅう聴くのです。
高校3年くらいからずっとです。
トラック4~6がプロコフィエフのピアノ協奏曲なのですが、
トラック4の冒頭を聴いたらそれでお終いにするばかりでした。
ですが、
先述の『蜜蜂と遠雷』に登場するプロコのピアノ・コンチェルトを聴いて、
ようやくその面白さに気付いたのです。
さて、『ロメオとジュリエット』。
吹奏楽コンクールで、
腕に覚えのある団体が演奏するのをよく耳にしましたが、
非常に現代的な響きのある箇所だったり、
超絶技巧系な箇所の印象が強く、
バレエ音楽全体をまるで知りませんでした。
練習スタートを機に、
組曲版はもちろんですが、
全曲版の CD も購入して聴いてみました。
プロコの『ロメジュリ』と言えば、
難解な作品だと思い込んでいましたが、
全くの思い込みだったことに気付かされました。
コンクールで聴く「一部分」の印象が強烈過ぎたのでしょうな。
全曲を聴けば、
とてもロマンチックな音楽だと思います。