何とも言えない気持ち2022年3月20日

『 ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories 』を観ました。

ニュー・サウンズ・イン・ブラスの『嵐メドレー』を演奏するし、
公開前に観ていた予告篇の映像が美しかったし、
やっぱり観といた方がいいんやろなとは思っていました。

が、私のようなオッサンが一人で観に行くのもどうかと思っていました。

そんな中、
E♭クラリネットのNさんから、
「指揮者として是非観ておいてください!」
と強く勧められて、
観に行く決心をしました。

三連休の中日。
朝イチでMOVIX京都のホームページを覗いてみたら、
未だお一人しか予約してはりません。
「意外と今日は混まないのかもな」と思って席を確保。

その後で料金を確かめると、
なんと、
3800円。
ドルビーシネマでの上映、
さらに特別料金ということで、
安くはないやろとは思っていましたが、
まさかそんなにするとは。
普段から各種割引を活用しまくる私にとっては、
ほぼ3回分の料金です。

「予約を確定する」ボタンを押そうか押すまいか散々悩みましたが、
結局「エイヤッ」で押してしまいました。

入場してみると、
だだっ広いドルビーシネマに10人ほど。
最後列ど真ん中に座った私の周りには全く人がおらず、
まずは快適そのものでした。

が、上映が始まると、
私の7~8列前に座った若い女性2人が、
ペンライトのようなものを振り出したのです。
「ようなもの」と書いたのは、
ペンライトよりもっと大きいからです。

また、発色も変えることができます。
映画を観ながら気付いたのですが、
嵐のメンバーには、
ゴレンジャーのようにそれぞれの色が決まっているようです。
(こんな書き方をするとファンの皆さんに叱られそうですが)
なので場面に応じて色を変えはるみたいです。

名前が分からないのでペンライトとしておきますが、
これを光らせはった途端、
私はイヤ~な気持ちになりました。
普段、映画を観ていて、
上映中に携帯電話を見る人が時々います。
メールや時計の確認だと思うのですが、
映画に集中している私にとって、
あの光はとても迷惑です。
ペンライトも同じことです。

が、おそらくあの人たちにとって、
映画であると同時にライヴに来ているのでもあるのでしょう。
私がとやかく言っても仕方ないと思いました。

また、満員のお客さんが揃ってペンライトを振ったり、
立ち上がったりワーキャー言っている中で、
私一人ポツンと座って観ているなら甚だ疎外感に襲われそうですが、
たった二人のペンライトくらい辛抱しようと思いました。

さて、映画そのもののお話。

正直言って、
私はやっぱり入り込めませんでした。
そういう意味ではやはり疎外感に襲われたと思います。

音楽は大変勉強になりました。
嵐のリズム感、みたいなものは感じ取れたと思います。
合奏に活かせますかどうか。

エンドクレジットによると、
カメラを114台も使っているようです。
嵐のライヴを映像に収めるのだから当然と言えば当然でしょうが、
集められた情報量は夥しいものとなります。
それを映画に纏めるのはホントに大変だっただろうと思います。