時代劇、時代小説2023年4月16日

山本周五郎先生。
藤沢周平先生。
葉室麟先生。
先生方の時代小説を、
ほぼ読破しました。

時代劇、時代小説が好きでありながら、
未だ読んでいないのが池波正太郎先生の作品。
ただし、全くという訳ではありません。
若い頃に『真田太平記』は読み終えています。
が、膨大な作品群の中で、これだけ。
あとはエッセイを少々。
やはり読んだうちに入りません。

実は、読むのが少し怖いのです。
病みつきになりそうで。

今はもう店じまいしてしまった大阪・中崎町の居酒屋の大将は、
若い頃テューバを吹いていた人ですが、
時代小説好きでもありました。
呑みに行ったら音楽の話、時代物の話で盛り上がったものですが、
特に大将のお勧めが池波正太郎先生の作品でした。
「読みだしたら止まらんようになる」って、
よく言ってはったような。

恐る恐る『鬼平犯科帳』を読みだしたのですが、
これが止まらん。
大将の言うてはった通りやった。
文春文庫の決定版で読んでいるのですが、
現在、第五巻の途中。
スコア読みも仕事もかなり疎かになっており、
ちょいと、
いや、
かなり気を付けんといかん状態です。

池波正太郎先生原作の映画『仕掛け人・藤枝梅安』が現在公開中。
第一作、第二作ともに面白うて面白うて、
あっという間にエンドロールって感じでした。

さて、第二作のエンドロールに、
「長谷川平蔵:松本幸四郎」とクレジットされました。
長谷川平蔵とは、
前述の『鬼平犯科帳』の主人公です。

が、
「本編中に松本幸四郎さん、出てたやろか?」

エンドロールのあとに少しだけ本編があって、
そこで長谷川平蔵:松本幸四郎の登場と相成りました。

「もしかすると、
松本幸四郎さん主演で『鬼平犯科帳』の映画が製作されとるんとちゃうか!?」
勝手な妄想ですが、
だとすると楽しみで楽しみで仕方ありません。