小指の思い出2023年4月21日

と言っても艶っぽい話ではなく。。。

三条通りを歩いてたら、
バッタリ、
小中学校時代の同窓生M.M.君と出会いました。

マスク時代のここ数年、
知り合いとすれ違っても誰だか分からないというケースが多々あります。
この時も危うかったのですが、
すんでのところで気付いて
「マナブちゃん!」
と声を掛けました。
すると気付いてくれて
「ススムちゃん!」
と帰ってきました。

同窓生と言っても、
同じクラスになったのは中3のときだけ。
そうなんですが、
私たちの時代の中3は特別でした。
きっと『金八先生』の影響が強かったんだと思います。

修学旅行の最後の夜。
あれは秋吉台のホテルの大宴会場でした。
演芸会の出し物を、
私はマナブちゃんと二人でやることにしました。
演目は髭ダンス。
加藤茶さんと志村けんさんが『8時だよ全員集合』でやってたコントです。

シェービングクリームを塗った風船を右手に持ち、
左手に持った剃刀で、
風船を割らないようにクリームを剃り落とすのが私の役目。
マナブちゃんはやんややんやと囃し立てる役。

何度か割らずに済ませ、
ラストは派手に割るというオチ。
笑いと拍手大喝采をさらったのはいいのですが、
剃刀で右手の小指をザックリやってしまったのです。
女の子の悲鳴まで頂戴しました。

大慌てで医務室に連れて行かれましたが、
不思議と痛みを感じなかったことを覚えています。
マナブちゃんと一緒にやりきった感が大きかったのでしょう。

怒られなかったこと、
剃刀をどうやって持ち込んだのかということ。
不思議は尽きません。

ちなみに右手小指の傷痕は、
今でも残っています。

高校はお互い別の私学に進んだ私たちですが、
大学時代に再開しました。
マナブちゃんは、
私がアルバイトしていた喫茶店の常連さんだったのです。
それ以来、
またちょくちょく遊ぶようになりました。

社会人になってからも、
不思議と7~8年ごとくらいの頻度でバッタリ出会うことが続いています。