2010年09月
イチロー選手、メジャー10年連続200本安打達成!
(早朝1時35分からの放送でしたが、生で観ましたよ)
その次の日も休むことなくマルチヒットで202安打目!
埼玉西武ライオンズ、まさかのマジック消滅。
福岡ソフトバンク・ホークスに逆マジック点灯!
仁王立ちする日本ハムのダルビッシュから、
川崎ムネリン、乾坤一擲のタイムリー・ヒット!
男・杉内、炎の完封勝利でホークス遂にマジック1!
お立ち台で、杉内は感極まって男涙を流したそうだ。
(ああ、最後の最後、仕事で観れなくて残念)
アニメ『メジャー6』最終回で、
クローザーのシゲノ・ゴロー所属するホーネッツ、
遂にワールド・シリーズ制覇!
(以上、9/25(土)現在)
日々、辛いことがいくつもあるが、くじけちゃいけないんだ!
いいことも悪いこともあるが、すべてを受け止めて生きていく、
それが大事なんだと教えられる一週間でした。
(ちと、大袈裟でありましたでしょうか)
1曲につき、通し~小返し~通し、というスタイルで合奏できたらいいな、と思っています。
しかし、一般バンドの合奏時間はとても短いです。
通し~小返し、で終わってしまったり、
逆に、小返し~通し、だったり、
通して終わり、なんてこともあります。
習熟度を上げるために合奏しているので、2回以上さらえた方がいいと思います。
が、ミスは多いのに1回目の演奏の方がいい、ということがよくあります。
なぜでしょうか?
きっと、1回目の方が集中力が高いのでしょう。
2回目以降は、良くも悪くも慣れてしまう、
つまり技術的には向上するんだけれども、
気持ちの方が、言い方は悪いけれどもダレてしまいがちなのでしょうか。
この「ダレ」を恐れて、吹奏楽コンクール参加に際し、
あまり早い時期から演目に取り掛からない学校もあると聞きます。
映画のパンフレットを読んでいて、
リハーサル1回、本番1回くらいのハイ・ペースでどんどん撮って行く監督さんもいるようです。
このほうが俳優さんのいいテンションを保てるのでしょうね。
だからクリント・イーストウッド監督の作品は名画揃いなんでしょう。
この7~9月でフィリップ・スパークの『ダンス・ムーブメント』に取り組んできましたが、
ダレてる暇のない難しさでした。
あくまで練習曲なので、各奏者の家での取り組みは演奏会曲目と比べれば少なかったろうと思います。
その分、スタジオに来た時の取り組みは真剣でした。
真剣にならざるを得ないくらい難しい曲でした。
9/10(金)の合奏は、特に集中力が高まっていました。
ウォルトンの『クラウン・インペリアル』は時間切れで合わせられず、
『ダンス・ムーブメント』の第4楽章だけをやることになったのですが、
スタイルは小返し~通しの2回です。
そして、通すのが初めてでした。
小返しの時も通しの時も、2回ともハイ・テンションでした。
このように、何回さらっても集中力が保てることをプレイヤーの皆さんにお願いするとともに、
僕自身も、皆さんがより興味を持てるような工夫をしていこうと思いました。
そして定期演奏会終了後の時期の練習曲選定に、
『ダンス・ムーブメント』は大いにヒントを与えてくれました。
来年は何にしようかいな?
原点2010年9月7日
中学2年生のときの吹奏楽コンクール京都大会。
宮本輝紀先生が指揮された洛南高校吹奏楽部の演奏を初めて聴いた。
ストラヴィンスキーの『春の祭典・第2部』である。
衝撃だった。
あまりにも凄い演奏だった。
即座に、洛南高校への進学を決意した。
先生には、3年間、よく怒られた。
今でも何が怖いって、宮本先生に怒られたことが筆頭である。
そして、宮本先生に怒られたことが、何よりの財産である。
いつも真正面から想いをぶつけてくださったからだ。
数年前、『威風堂々第1番』を採り上げたせせらぎコンサートを、
宮本先生が訪ねてくださった。
私が指揮する姿を観ていただいたのは初めてのことだった。
頭をものすごく短く刈って本番に臨んだ。
そのくらい緊張した。
その後、先生とOB数人でお会いすることがあり、昔話に花が咲いた。
そのうちに指揮する曲の勉強法に話が及んだ。
移調楽器だらけのフル・スコアをピアノ譜にコンデンスすること、
そしてスコアを覚えて鼻歌が歌えるようにすること、
この2つが柱だと語られた。
奇しくも、
取り組み方法を長年、暗中模索してきた私が行き着いた方法と同じだった。
指揮者として、すごく自信になる話だった。
いつかまた先生の教えを請いたいと思っていたのだが、
2010年9月1日、先生はお亡くなりになられた。
あまりに突然の知らせだった。
この世で直接の教えを受けることはなくなってしまった。
しかし、「しっかりせい!」と尻を叩かれているような気がする。
いずれは私もあの世にお伺いする日がやって来る。
その時まで、自分にできることをやっていきたいと思う。