2011年09月

秋めいてまいりました。2011年9月25日

依頼演奏と、ふらっとコンサート。
今年は珍しく9月に2つの本番が重なりました。
私個人としては、どちらも夜勤をはずさず、
つまり夜勤の前後に本番をこなしたので、
いささか疲れました。

プレイヤーさんの中には、なかなか思い通りに演奏できず、
悔しい思いをした方もいらっしゃると思います。
でも、ネガティブになることはないと思います。
この悔しさをバネに、
少しずつ上達を目指せばいいのですよ、きっと。
まだまだ先は長いのです。

さてさて、過ごしやすい季節と相成りました。
そして私たちせせらぎも、
この季節の変わり目に合わすかのように、
新曲の練習に入りました。

なんか最近よく聴く曲、
譜面づらは易しそうなのに演奏したらとても難しい曲など、
さすが若いメンバーは私などには思いもつかないような選曲をしてくれます。
合奏していて、面白いです。
また次の合奏にも、
早いとこ仕事を片付けて向かいたいと思います。

しかし、こうもいい季節になると、
旅心がうずきますなぁ~

バンビオ・ふらっとコンサート2011年9月15日

2011年9月10日(土)は、
9月4日(日)に続いての本番となった。
JR長岡京駅すぐのバンビオ3階メイン・ホールでの
「ふらっとコンサート」である。

そもそも、3月12日(土)に行う筈だったコンサートである。
が、東日本大震災発生の翌日なので、
中止となったコンサートだった。
半年延期し、ようやく開催にこぎつけたコンサートである。

※※※

3月11日(金)も12日(土)も、私にとっては本来ならば勤務日であった。
が、何らかの突発事件が発生したら、仕事を抜けられなくなってしまう。
それを恐れて、予め両日とも年次有給休暇を取得しておいた。
しかし、まさか、本当に有事となるとは思ってもいなかった。

テレビ中継で津波の映像を目の当たりにする。
今、自分は出勤すべきなのか、楽団の練習に行くべきなのか…
答えは出ないものの、
この時点で翌日のコンサートは中止になっていないので、
職場のみんなには申し訳ないと思いつつ、楽団の練習参加を選択する。
動揺を押し隠して、兎にも角にも本番前日の練習を終えた。

帰宅後、再びテレビ中継を観る。
慟哭する。

今回の演奏会は私達せせらぎの主催ではない。
演奏会を開催するか否かを判断する権限はない。
しかし、今、演奏会などやっている場合なんだろうか?
答えが出ないまま、明け方まで悶々とする。

そんなとき、トランペットの中川さんから、
演奏会開催を疑問視するメールが流れてきた。
これで私の気持ちは固まった。
「喪に服す」べきである、と。

3月12日(土)、私は朝イチでバンビオに向かった。
そして演奏会を中止してもらいたいとお願いした。
交渉の末、中止要請を受け入れていただいた。

あの時、何とかして演奏会を開催したいと思っていた楽員の方もいらっしゃったことだろう。
その意見を一つ一つ聞くこともなく、
私の独断でバンビオに中止を申し入れたのだ。
申し訳ない気持ちが、今もある。
が、あの時、自分にできることは、
演奏会を中止する決断しかなかった。

※※※

9月9日(金)、通常通りの日勤をこなし、練習に向かった。
9月10日(土)は、演奏会を終えてすぐ、夜勤のためにバンビオを飛び出した。
予め休暇を取得するなどという、特別なことをしたくなかった。

久しぶりの依頼演奏2011年9月12日

2011年9月4日(日)、せせらぎとして久しぶりの依頼演奏です。
近鉄・寺田駅の近所にある文化パルク城陽まで出掛けました。

一週間前には、パーカッション・グループ「フィロス」の本番も
同じ場所で開催されました。
せせらぎの打楽器メンバーも出演したので、
私も聴きに行ったのですが、
その時は猛烈に暑く、
ツクツクボウシがワンサカ鳴いていました。
しかし、台風12号襲来後の9月4日、
さすがにかなり涼しくなっていました。
(その時点で、紀伊半島の惨状を全く知りませんでした)

今回の依頼演奏、何かと都合がつかず、
出演メンバーは30人を切る状態だったのですが、
それぞれが役割を果たそうとしておられたのを
ひしひしと感じました。
ウィンド・アンサンブルの基本を示すような演奏に近づいたと思います。

各楽器を紹介するコーナーもありましたが、
各パートとも怠りなく準備しておられました。
(ミスをどうのこうの言うのではありませんよ。
気持ちが切れないシャンとした演奏だと感じました)

対外的には「お粗末様でした」と挨拶するのですが、
せせらぎの一員としては胸を張ってよい一日になったと思いますよ。

主催者サイドから、多くの感謝のお言葉をいただいたようです。
励みとなります。
ありがとうございました。

ところで、「指揮者が久石譲さんに見えた」というお言葉をいただいたのですが、
それは私のアタマのことでしょうか?

ニイニイゼミ2011年9月5日

また時間ができたら書こう。
今日は酔ってるから明日にしよう。。
まぁいつでも書けるし。。。
そんな具合でサボっていたら、
なんと8月31日になっていました。
申し訳ありません。

確かに、例年になく忙しい8月でした。
(2月と8月は大概暇なのに)
とはいうものの、ちゃんと休日はありましたから、
やっぱりサボっておったのです。

さて、前回、蝉のことをチラッと書きましたが、
ツクツクボウシやヒグラシが本格的に鳴く季節と相成りました。
そして、おじさんになっても蝉採りが好きな私にとり、
今年の夏は特別のものとなりました。
はじめてニイニイゼミの地虫をゲットし、
羽化に成功したのです!

クマゼミやアブラゼミは、わさわさゲットできます。
が、あの可愛い可愛いニイニイゼミは、
地虫はおろか、成虫でさえなかなかゲットできないのです。

自宅から上京中学校までの途中、
京都御苑内の公園でニイニイゼミの抜け殻をよく見掛けます。
それでも生きたニイニイゼミにはなかなかお目にかかれないのです。

しかし、遂にニイニイゼミの地虫ゲットに初成功し、
家に連れて帰ってバスタオルにつかまらせました。
なかなか素直なよい子で、
10分もすると脱皮を始めました。
そして成虫になっていく様子を眺めながら、
3時間ほどゆっくり呑みました。

成虫になりきったのを確認し、
バスタオルを軒下にかけてやりましたところ、
翌朝にはいなくなっていました。

とても感動的な夏の一夜でした。