あくまでも一定のテンポで2017年2月25日

2月24日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 1
B♭クラリネット × 8(うち一人は見学の方)
アルト・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 6
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 1
パーカッション × 2

そして私の計30人で合奏を行いました。

『 GR 』の徹底解剖が続きます。
今回は小節数は少なくて、技術的にも比較的やさしい区間。
ただし、テンポがスローで、抒情的なメロディに引っ張られてしまい、
アインザッツ、つまり縦の線が合いにくいのです。

ついつい雰囲気に任せて演奏してしまう、
その気持ちは分からなくもないのですが、
「合奏」の観点からは縦が合わなくなり、
抒情的な音楽のキモである和音が濁ることになってしまうのです。

ということで、
テンポの速い箇所はゆっくり練習し、
遅い箇所は早く練習すべし、
という音楽練習の王道に従い、
ハイ・テンポでさらってから、
ゆっくりに戻してみました。

イイ感じだったと思います。
ゆっくりでやっても、
これくらい纏まった音が一発で生み出せるようになればさらに良いでしょうな。

続いては『ニューヨーク・ニューヨーク』の徹底解剖。
テンポ変化の激しい曲ですが、
ゆっくりめだけど遅過ぎないテンポで貫いてみました。
フェルマータも無視。

先週の『シング・シング・シング』同様、
指揮なんか周辺視野でちょこっと見えればいいから、
徹底的に楽譜を「ガン見」してもらい、
音程・リズムに注意を払ってほしかったのです。
2回目のトライの際には、さらに、
アーティキュレーション・ダイナミクスへの注意もお願いしました。

本来テンポの速い箇所はゆっくり感じられ、
逆にゆっくりの箇所は速く感じられるという稽古ですが、
こうあってほしいという表現にかなり近づけることができたかなと思います。

そして最後のトライでテンポ変化をつけてみました。

本番の舞台上で自信を持って Play する、
まだその途中の段階ですが、
少しずつステップを踏んでいきましょうか。